2014年5月アーカイブ

Family Businessについて

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皆様、初めまして。Class of 2015Y.K.です。春学期も中盤に差し掛かり、エバンストンもようやく春らしい陽気になってきました。先週はこちらでDay at Kelloggがあり、多くの日本人合格者の方に直接お会いすることができ、大変嬉しく感じています。

 

さて、現在までに様々な観点からケロッグについてブログを更新していますが、今回はファミリービジネスという視点から、私の活動や体験を含めて執筆したいと思います。ファミリービジネスには様々な定義の仕方がありますが、ここでは広義に創業家が中心となって経営されている企業(いわゆるオーナー企業)と解釈下さい。私自身、ファミリービジネスのバックグランドがあり、MBAの進学先を決めるにあたって、ケロッグがファミリービジネスに関して有する授業、研究機関、アクティビティー及びネットワークは、非常に大きな要因となりました。以下、ファミリービジネスに関心のある方々に、少しでも参考になれば幸いです。

 

<アカデミック>

まず、第一に挙げられるのは、ファミリービジネスに関するアカデミックな機会が豊富にあるということです。他のMBAプログラムと比べてみても、ファミリービジネスに特化した授業や研究機関がここまで充実しているところはほとんどありません。例えば、冬学期に受講したJohn Ward教授の「Family Enterprises: Issues and Solutions」では、事業承継といったファミリービジネスに特有の課題につきどのように取り組むべきか、数多くの事例を交えて体系的に学ぶことができました。また、Center for Family Enterprisesというファミリービジネスの研究機関を通じて、様々なコンフェレンスや研究レポートにアクセスすることが可能です。

 

<クラブ活動(Family Enterprise ClubFEC)>

次に、クラブ活動に関して紹介します。上述の通り、ケロッグはファミリービジネスについてアカデミックな機会が充実しているため、ファミリービジネスのバックグランドを持つ学生が多く在学しています。既にファミリービジネスで働いている学生、卒業後に働く予定の学生、又は全く異なるキャリアを考えている学生等、異なるステータスの学生100名近くがFECに在籍しており、様々なアクティビティーを通して、互いに学び、親交を深めています。私は当該クラブのVice President – Socialを担当しています。今学期は、ケロッグの名物授業の一つであるNegotiationの担当教授に依頼して、ファミリービジネスに焦点をあてた交渉術のワークショップを開催する予定です。また、学期末にはクラブに所属するアメリカ人が営む食品製造業のファミリービジネスに協力いただき、企業訪問/工場見学を企画しています。

 

Kellogg Family Business OrganizationKFBO

授業とクラブ活動とは別に、KFBOという学生主導の勉強会があります。月に一回のペースでファミリービジネスのバックグランドを持つ学生40名近くが集まり、毎回1・2名の学生が自らのファミリービジネスについてプレゼンテーションを行い、それぞれが抱える課題や問題点について話し合います。ファミリーが抱える家庭事情等、かなりプライベートな部分まで踏み込んで議論が進むため、非常に密度の濃い勉強会になっています。

 

以上、少々硬い感じで紹介を進めてきましたが、なんと言っても、ファミリービジネスという特殊なバックグランドを有する世界中の同世代の仲間と、一生モノのネットーワークを築けるということが、最大の利点ではないでしょうか。ファミリービジネスに少しでも関連がある方、又は関心がある方がいらっしゃれば、ぜひケロッグをご検討いただければと思います。

Class of 2015YTです。今回は、私が学生リーダーの一人としてかなり運営に深く関与したGIMと、セクション代表(国際担当)として参加しているKSA(学生会)における活動について書いてみたいと思います。

1. GIM

GIMとは、Global Initiative in Managementの略で、世界の各地域を対象に複数クラスが開講され、各地域のビジネス慣行、文化的背景、政治的課題等も含めてHolisticに“How to do business in the region?” に対する理解を深めるためのカリキュラムです。毎年冬学期に開講され、ゲストスピーカー等とのディスカッションに加え、数名で構成される学生チームごとに具体的な研究テーマを設定し、それぞれ文献調査等を進め、春休みを利用した現地調査によりそれを更に昇華させ、現地調査終了後にレポートをまとめて完結します。今年は、もはや定番となった日本/韓国に加え、東南アジア、中国/モンゴル、インド/チベット、ブラジル/メキシコ、東アフリカ、の6つの地域を対象にしたGIMが開講されました。

私の場合は、もともと国際ビジネスに関心があり、GIMを履修することは入学前から決めていました。問題はどの地域を選ぶか、ということですが、私の場合は?これまであまり関わりがなく、?かつ将来的には関与を深めていきたい地域ということで、東アフリカを選択しました。また、どうせ授業を取るのであればより深くコミットしたいと思い、学生リーダーのポジションに応募し、現地調査担当のリーダーに就任しました。

●リーダーとして

正直言って、リーダーとしての活動における学びと苦労は想像以上のものがありました。学生リーダーの選考は秋学期の真っ只中の10月頃に行われ、教授とともに旅程表の検討や訪問先企業の選定などの作業が進められます。また、11月にはGIM Fairという学生向けの説明会があり、その準備なども大変でした。もちろんGIMは授業ですので、大学側が事前にどの地域向けに開講するかを決めるわけですが、参加者が少なければ中止になることもあります。私のチームは、東アフリカという地域を対象にしており、学生に興味を持ってもらえるのか相当な危機感を持って準備をしました。結果的には、上限に近いところまで学生が参加してくれましたが、授業を開講するかどうかまで学生がOwnershipを持って真剣に対応するというのはケロッグならではだと思います。

開講が決まってからも、実際にアフリカの企業とのコンタクトを図るのはそれほど簡単ではなく、メールへのレスポンス等も必ずしも素早くないという状況の中で、教授や他のリーダーと連絡を密に取りつつ、自身の持つネットワークも最大限活用し、スケジュールを組んでいく作業は意外と大変でした。仕事の進め方についても、日本人以外の学生のやり方を学ぶ機会としても有用だったと思っています。

また、実際の訪問に際しては、自分が窓口となって調整してきた以上、教授も含めた全ての参加者を自分が仕切らなくてはなりません。ただ、ミーティングが終わった後に仲間から感謝の言葉をかけられるとやはり嬉しいもので、深くコミットして良かったなあと感激もひとしおでした。

●学生チームの一員として

リーダーとしての仕事以外に、本来の授業の目的もきっちりこなさないといけません。我々のグループは東アフリカにおける発電ビジネスについて研究しました。事前の想定どおり、アフリカでは電力化率は相当低く、これが経済発展や福祉の向上等の妨げになっていることが文献調査で明らかになりましたが、我々は、そうした文献レベルでは必ずしも明らかにならない地域ならではの課題やビジネスの実態を調査することを目的としました。

事前にグループメイトと手分けして現地の電力会社や関係者にアポを取り、現地を訪問して詳細なインタビューを行ったほか、各国の発電所にも足を運び、先進国のプラント等との比較も行うことができました。また、東アフリカならではなのか、現地の方々は我々の訪問を非常に歓迎してくれ、想定していなかった現場レベルのマネージャーや、たまたま現地に出張に来ていたPEファームのマネージャーなどとのインタビューも行うことができ、非常に充実した現地訪問となりました。

元来エネルギー産業に携わっていたこともあり、この経験も将来に向けての貴重な財産になると実感しています。

 

ということで、GIMは普通に履修するだけでも非常に学びの多い授業ですし、学生リーダーになれば、同級生との濃厚な関係構築にも大変役立ちますので、旅行好きの方や、新しいことを色々試してみたい、という方には非常にお勧めの授業です。

 

2. KSA

Kellogg の特徴として特筆すべきなのは、学生主導(Student Driven)であるということでしょう。その活動の中心となるKelloggの学生会組織であるKSAKellogg Student Associationは、選挙で選ばれる2年生のリーダーシップチーム及び各セクションから選ばれる1年生のセクション代表を中心とした組織です。彼らコアメンバーに加えて、各セクションから、国際担当、キャリア担当、ソーシャル担当などがそれぞれ選ばれ、2年生の担当リーダーの指導の下にもろもろの活動がなされています。私の場合、プレターム終了後に行われる各セクションにおける各担当を選ぶ過程において、国際担当(Global Affairs)に立候補し、セクション代表として活動に参加することになりました。

具体的に何をやるかですが、いくつか私が主体的に関わったものについて簡単に説明したいと思います。

●MOSAIC

毎年4月に行われるDiversityにフォーカスした一週間続くイベントで、KSA Global Affairsとして行うイベントの中で最大のものです。私はマーケティングチームの一員として、イベントの周知活動や装飾等の活動に携わりました。Diversity Kelloggを語る上で欠かせないキーワードの一つですが、まさにそれを体現したイベントであり、運営側としてもかなり気合を入れて準備をしました。

また、この期間中には、MOSAICチームの一員としてだけでなく、Japan Clubの一員としてAsian Food Cookingなるイベントの運営にも携わりました。具体的には、日本人以外の学生にロール寿司や餃子を自ら作ってもらい食べてもらうというイベントなのですが、こちらは非常に人気があり、45枚のチケットがすぐに売切れてしまうという自体に陥りました。

この時期は忙しすぎて勉強が若干おろそかになってしまいましたが(笑)、international の学生としてKellogg に貢献する非常に良い機会であったと思います。

●Soft Landing Pack

こちらは、International の合格者の渡米を容易にするために、住居に関する情報、ビザに関する情報、サマースクールに関する情報などを簡単な冊子にまとめて送付しよう、というプロジェクトです。自分自身も住環境等が異なる米国での生活のセットアップに苦労した経験があることから、アメリカ人だけでは思いつかないような論点も提言することができ、一定の付加価値を加えることができました。KSAならではといいますか、大学側もこうしたプロジェクトには非常に協力的であり、予算などについても配慮をしてくれたため、単なる机上の空論ではなく、実現までこぎつけることができました。

 

以上色々書きましたが、やる気があって、KSA側にきちんとプロジェクトの意義を説明できれば、どんなことでも可能なのではないかと思います。KSAというケロッグの学生を代表する組織ですので、チームメイトをまず説得できれば、Dean’s OfficeStudent affairsといった大学側の協力も得られやすいですし、資金面でのサポートも普通のクラブなどよりも受けられやすい環境だと思います。特に、Global Affairsについては、Kelloggをよりよい学校にするためにinternational の学生の視点を提供することができ、日本人がより貢献しやすい分野だと思います。

 

私自身は、昔は学生会に参加しているようなタイプの人間はあまり好きではありませんでしたが笑、やってみると意外とおもしろく感じるものです。こうした自分の常識を打ち破っていくことができるのもKelloggの魅力でしょうか。

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