2012年10月アーカイブ

チームワークとリーダーシップ

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Class of 2014のHSです。秋学期が始まって1ヶ月余りが経ち、Mid-term Examが始まりました。クラブイベント準備や就職活動も並行しながら、充実した毎日を駆け抜けています。
Kelloggと言えば「チームワーク・グループワークの学校」と真っ先におっしゃる方も多いと思います。今回は、これまでのKelloggライフの中で、経験するほどに「よく考えられているなぁ」としみじみ感じさせられる「チームワークとリーダーシップ」について、私が考えるところをご報告したいと思います。
1.    なぜチームワークが大切か?
「チームワークが大切だ。今後ますます重要性が高まる。」- これはビジネスに限らず一般的な認識になっていると思いますが、学生に戻ったことで、当たり前のことも含めてゆっくり考える機会を得ることが出来ました。
1)    多くのソリューション・アプローチ
間違いなく、多くのアイディアが生まれる。1個の答えも別の角度から見ることで理解が深くなる。ファイナンスのグループワークで、1つの解にたどり着くのに、チームメンバー(4人)の解法が3通りということがあり、大変驚きました。
2)    「自分の向上⇔チームの向上」の好循環
自分(他のメンバー)が出来る何かを他のメンバー(自分)が出来るようになることでチームが前進し、自分(他のメンバー)は違うことにフォーカス出来る。
3)    環境の変化
問題がより複雑・高度、ニーズがより多様になっている世の中では、相対的に個人で打開できることの数が減り、範囲が狭くなっている。(イノベーション、アントレ、スポーツの世界では1人のスーパーマンがガラッと局面を変えることもあると思いますが)
4)    物理的に時間が無い
およそビジネスの場で、Managerが1個のことを「じーーっ」と出来る環境はなかなか無いので、人のサポートを得ることが鍵。
5)    リーダーシップ形成に必須
これが今回のフォーカスです。

2.    MBAでのチームワーク
私が受験生の時にも、上で書いたようなチームワークの大切さを薄々と感じ、だからこそMBAに来たわけですが、正直なところ「働く環境でも無いのにどれだけ意味あるんだろう?」と思っていましたし、他の方からそのような疑問を投げかけられたこともありました。しかし、実際に学生としてリスクフリーな環境に身を置いてみて、以下の2点の想像以上の難しさと大切さに気付き、これから鍛えられそうだとわくわくしています。
1)    Speak out / Contribution
これはよく言われるものですが、contributionって本当に難しい。日本人の場合は語学力にフォーカスされがちですが、「自分を知る」ことが本当に大切だと感じています。フラットな環境で、いろいろなアウトプットを試すことが出来ます。
2)    Attentive listening
チームワーク経験を通して「相手の話をどれくらい傾聴できるか」をとことん試されている気がしています。また、いろいろな場面で傾聴の大切さを繰り返し耳にします。実際に、attentive listenerの方がより強いインパクトをチームに与えていると感じる場面が、既にありました。MBAに来るような人は、多くが自分に何がしかの自信を持っているのではないかと思います。そのような集団で、相手に敬意を払い、場の空気や相手のキャラクターで物事を片付けずに真正面から向き合うことは、今後大きな財産になると思います。
確かに、プレッシャーは仕事の方が大きいと思います。しかし、人生で2度を訪れない(はずの)リスクフリーな環境で、Speak out/Contributionを考えて試し、相手の話をじっくり聞きまくることで、知らないうちに「どうやってインパクトを残すか?」というtry and errorをこなしていくことになります。「たまに痛いパンチも喰らうがKOまではされない。一方で、手数はいくら出してもOK」みたいなボクシングをしているような感じでしょうか。

3.    リーダーシップ

「リーダーシップ」。。。これもまたつかみどころが無い問題で、人それぞれ解釈が当然違うし、変容していくものだと思います。現在のところ、私はリーダーシップには以下の5つの要素が大切だと考えていfます。
1)    Goal setting(ビジョン + 分析力)
2)    ビジョンを伝えるコミュニケーション
3)    実行力(自分でも、チームでも)
4)    孤独に耐える力(1人ぼっちでいることに耐えるを意味するのではなく、人と意見が違っても、進む道が違ってもまあいいやっていう割り切りが出来ること。全員が諸手を挙げて一緒に突き進むことは少なく、自分が常に多数派とも限らないので。)
5)    楽観的な思考

4.    チームワークとリーダーシップ

リーダーシップの要素として上に書いた5つを取り上げた時、5)は個人の性格によるところが大きく、チームワークの有無に左右されにくい要素かもしれません。
一方で、1)?4)は、チームワーク経験でこそ磨くことが出来る要素だと感じています。1)のゴール設定は、多くの知見を集めることに意義を見出し、集まった知見を受容できることで、より多面的で鋭いものになると思います。「多くの知見を集めることに意義を見出し、集まった知見を受容できる」という部分で、チームワーク経験がダイレクトに活きると思います。2) , 4) は、1人では試したり感じることが出来ませんし、3) のチーム経験が自分にも・将来自分が所属する別のチームでも活きます。
その中でも、Kelloggは特に「2. MBAでのチームワーク」で書いたリスクフリーの下でtry and errorを繰り返す機会が多く、リーダーシップを向上させることが出来る素晴らしい環境だと思います。
5.    最後に
まだプログラムが始まったばかりですが、折に触れて自分の考え方が少しずつ変わっていくのを感じています。今後自分のチームワークに対する考え方、リーダーシップ観がどんな方向に向かっていくのか、それによって自分自身の行動がどう変化していくのか・・・2年間の壮大な実験のようで、楽しみです。自分だけのリーダーシップスタイルを形成する場として、Kelloggを選んで下さる方が多くいらっしゃれば何よりです。

ケロッグ・ライフの始まり:CIM

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はじめまして、Class of 2014のTMです。ここエバンストンにきて早いものでもう3ヶ月が経ちました。7月から8月の間は日本に負けないくらいの暑い毎日を過ごしていたのですが、10月に入ってから急に冷え込み始め、冬の足音が聞こえてきています。今回は、少々前のことになるのですが、9月初旬にあったKelloggのオリエンテーション「CIM」について振り返ってみたいと思います。
CIMとはComplete Immersion in Managementの略で、Kellogg生が一番初めに経験するアカデミックプログラムなのですが、巷で想像されるオリエンテーションとはちょっと違います。まず、内容がとにかく盛りだくさん。Dean Blountのスピーチに始まり、応援合戦、地域ボランティア活動、名前暗記ゲーム(Section Mate約60人の姓名を全て暗記!)、運動会、CIM Showcase、Leadership セミナー、組織論の授業・テスト。もちろん授業や学生生活に関するオリエンテーションもCIMの中に含まれています。そして、CIMで特徴的なのは、CIMのほぼ全てが学生の有志チームで企画・運営されていること。新入生がMBAの最初に経験するCIMを学生自らの手にゆだねさせるその姿にこそ、Student Drivenと言われるKelloggの校風がよく表れているように思いました。
さて、数あるイベントの中で僕にとって特に印象的だったのが、CIM Showcaseでした。CIM Showcaseとは、制限時間10分、VideoありLiveありのSection対抗演芸大会のようなものです。初めて会った約60名が、正味2日間で(もちろんその間、他のオリエンテーションが同時平行で進んでいるので、合間の時間をぬってという形で)、その全員が参加するShowcaseを作り上げるというのは、相当チャレンジングで興味深い経験でした。
まず、そもそもSectionの責任者も各個人の役回りも決まっていない中で、Showcaseのテーマを決めるので大紛糾。Section Mateがいったいどんな人たちで、どんな特技を持っているのか、どんなバックグランドなのかを全く知らない中で、いきなり60人でShowcaseの内容を議論し始め、しかも誰しもがShowcaseで優勝したいと、みな身を乗り出していろんな発言をし始め、それはもうカオスでした。このCIM Showcaseで勝つ為にと、みんな本当に真剣に、声をからして議論を重ねます。その中で、だんだんとみんなの意見が収斂してテーマが決まり、作業をいくつかのグループにわけて、責任者と担当者に分けて、お互いに横の連携を取りながら、準備に没頭し始めます。議論や作業を通して次第にお互いのことがわかり始めて、次第に60個のピースが1つの有機体として動き始めます。あるグループは夜のプールでVideo撮影を行い、あるグループはダンスの練習を、あるグループはバンドの練習をし、あるグループはグループ毎の進捗をモニターしながら、と、10分のShowを作るために全員が一体となって寝る間を惜しんで準備に没頭しました。
そして迎えた当日本番はみんなもう興奮絶頂。どのSectionのShowcaseもすごい盛り上がりを見せました。
Showcaseが終わった後、ふと、Section Mateとかれこれ何ヶ月も一緒にいたような不思議な錯覚を覚えました。実はまだ数日間しか一緒に過ごしていないのに!皆が本気になってActivityを一緒にすることで、お互いの距離が一気に近くなり、お互いのことを深く知り、そしてお互いの信頼を得る絶好の機会となっていました。一見MBAとは無関係に見えるこのプロセスは、実はこれから2年間を一緒に過ごすベースを与えてくれたのだと思いました。Fall Termが始まった今も、このSection Mate達とは強い絆でつながっていると感じています。
まだまだMBA生活は始まったばかりですが、毎日新しい刺激にあふれています。この生活がこれから2年間続くのかと思うと、ワクワクしてきます。それではこれから2年間どうぞ宜しくお願いします!

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