Class of 2011のMNです。
今や夏の風物詩と言っても過言ではない「Kellogg School of Management, Northwestern University 在校生・卒業生による学校説明会」が、2010年7月24日(土)に東京ステーションコンフォレンスにて開催されました。当日はおよそ140名のアプリカントの参加があり、会場は終始熱気に包まれ、今年も大盛況のうちに終えることができました。
今回は、本説明会について、よくあるイベント報告という形ではなく、少し趣向を変えて企画・運営側からの視点で紹介していきたいと思います。
はじめに: 本説明会の目的
• 在校生・卒業生が五感全てで感じ取ったKelloggのありのままの姿を伝えること
改めて言うまでもないことですが、ビジネススクールの学校選びは非常に重要です。にもかかわらず、ランキング・知名度にのみ依拠して学校を選ぶアプリカントが少なからずいるというのが現実です(再受験でKelloggに合格した私も初回受験時はそうでした)。ランキング・知名度を否定するつもりはありませんが、それらは学校選びの上での指標の一つに過ぎず、学校のプログラム・カルチャー・環境へのフィットがあるかどうかの方がより重要です。ランキング・知名度に魅かれて入学してみたけれども、学校へのフィットが感じられず学生生活を満喫できなかったというのでは、キャリアを中断し巨額の投資をしてまで実現したMBA留学を無駄にしてしまいます。
これを踏まえた上で、本説明会において在校生・卒業生の生の声を伝えることによって、アプリカントがKelloggへのフィットを判断する上で欠かせない要素をできるだけ多く知ってもらえるよう心がけました。そして願わくば、より多くのアプリカントにフィットを感じ取ってもらい、実際にKelloggに合格して、エバンストンで人生最高の2年間を過ごしてもらいたいと思っています。
このような目的に沿って、本説明会は以下の三部構成としました。
第一部: 在校生によるKelloggの紹介
第二部: 卒業生によるパネルディスカッション?Kellogg MBAとキャリアについて
第三部: 個別Q&A
第一部: 在校生によるKelloggの紹介
第一部では、Kelloggが掲げる5 Pillars (I. Intellectual Depth, II. Experiential Learning, III. Team Work, IV. Student Leadership, V. Environment & Community) に沿った形で、在校生2名のスピーカーがKelloggについて紹介しました。
第一部のねらいは、学校が発行するパンフレットにあるような事実の羅列に終始するのではなく、在校生の実体験に基づいたエピソードをお話することです。
特にKelloggではII. Experiential Learning及びIII. Team Workの機会が充実しており、この2点が他校との大きな差別化要因です。
例えばII. Experiential Learningでは、スピーカーが実際にリーダーとして参画したGIM: Global Initiatives in Managementを挙げ、授業で学んだリーダーシップを当該プログラムで実践していくことの重要性について説明されました。GIMでは、世界の各地域・国におけるビジネス、文化、諸問題を授業を通して学び、授業終了後の春休みを利用してその地域・国に2週間の研修旅行を実施します。特に研修旅行では、リーダーシップチームは数ヶ月にわたって企画・実施を行い、仕事上のプロジェクトと同様(場合によってはそれ以上の)負荷がかかるため、チームワークが大きく問われます。
またIII. Team Workでは、Kelloggのほとんどの授業でグループワークが課される点が強調されました。授業によってグループも異なり、多様な価値観・バックグラウンドを持ったメンバーが集まるため、リーダーシップ経験を積むのには絶好の場です。よく言われる議論ではありますが、グローバルビジネスで通用する人材になるためには、こういった多様性に富むメンバーとの他流試合を地道に積み重ねる以外に方法がないように思われます。短期的に集中してリーダーシップ経験をより多く積むことができるという意味で、Kelloggは最高の環境と言えるのではないでしょうか。
第二部: 卒業生によるパネルディスカッション - Kellogg MBAとキャリアについて
過去2年の学校説明会においてもパネルディスカッションを実施していましたが、今年は例年と異なり、パネリストの構成に苦心しました。我々がキーメッセージとして挙げたのは、「世代を超えるKelloggの素晴らしさ」です。そのキーメッセージを伝えるため、ジュニア(ここ数年内の卒業生)及びシニア(10年以上前の卒業生)のパネリストを選定し、それぞれの視点からKelloggの素晴らしさについて語ってもらいました。喧々諤々の議論を経て決定したパネリスト及びコーディネーターは以下の通りです(全て敬称略)。
パネリスト
• 川鍋一朗: 日本交通株式会社代表取締役社長、Class of 1997
• 間瀬陽子: 米系経営戦略コンサルティング会社 HRマネージャー、Class of 2001
• 大山拓也: ゴールドマン・サックス証券株式会社投資銀行部門アソシエイト、Class of 2007
• 徐勝徹: 株式会社Kaien 共同創業者・取締役、Class of 2009
コーディネーター
• 加治慶光: 日産自動車株式会社ゼロエミッション事業本部主管 兼 グローバルマーケティング本部グローバル開発部主管、Class of 1997
ここでは話の詳細を割愛しますが、パネリストの方々にはKelloggにまつわる様々なエピソードを披露して頂き、一部の参加者は身を乗り出して話を聞くなど、話に引き込まれている様子でした。またコーディネーターであるKellogg日本同窓会の加治会長による、各パネリストの話の材料をうまく使って味を引き出す絶妙なファシリテーションもあり、統一したメッセージをアプリカントに伝えることができました。特に世代を超えてKelloggが素晴らしいと言わしめる要因の一つは、「人」ではないでしょうか。Kelloggを通じて多くの人と出会い、ビジネスパートナーあるいはメンターとして末永く付き合える関係を築けることこそが、Kelloggの大きな醍醐味の一つといえます。
第三部: 個別Q&A
第三部のねらいは、第一部・第二部でカバーできない点に関するアプリカントからの個別の質問に一つ一つ丁寧に答えていくことによって、Kelloggについてよりよく理解してもらうことです。第二部の終了時点で既に2時間が経過していたものの、半数以上のアプリカントが会場に残り、在校生・卒業生を取り囲んで熱心に質問している姿が印象的でした。
おわりに: 本説明会を振り返って
実は本説明会のキックオフ・ミーティングは2009年11月に行われており、8ヶ月もの長期にわたる一大プロジェクトでした。説明会の開催にあたっては、多くの在校生及び卒業生の方々の協力なしには実現できなかったものと改めて実感しております。Jacobs Centerの会議室でときに怒鳴り合うほど、在校生の間で徹底的な議論を重ねたこと、日本とアメリカの間で何度も電話会議を行い卒業生の方々の貴重なアドバイスを頂いたこと、サマーインターンシップで朝方帰宅し眠気と格闘しながらメールでの最終連絡を行ったこと、その出来事の一つ一つが今では自分の血となり肉となっています。また説明会の準備を通して、世代間のKelloggの素晴らしさを実際に目の当たりにし、Kelloggを選んだ自分の選択に間違いがなかったことを確信することができました。
最後になりましたが、本説明会の準備にご協力頂いた皆様、また説明会当日ご参加頂いた皆様に対し、本説明会の責任者として、この場をお借りしてお礼申し上げます。
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