ご存知の通り、社費留学生などでない限りはほとんどの学生が夏休みの間に何らかの形で実際に企業で働くインターンシップを経験します(もちろん社費でもやる人はいますが)。Kelloggの場合、6月中旬から9月中旬ぐらいまで夏休みがあるのですが、自分は私費留学生ということもあり今年の夏はアメリカで事業会社にて約10週、日本で投資銀行にて4週とかなりみっちり働きました。正直、休みだし旅行とか色々楽しみたいなという気持ちもあったのですが、実際に企業で働ける機会もあまりないので、それはそれで非常に貴重な経験になったと思います。既に秋学期も終わり随分と昔の話に感じてきましたが、数回に分けて私の夏のインターンシップの経験について書こうと思います。

インターン先企業
私がインターンをした1社目は200年以上の歴史があるアメリカのメーカーで、30近い事業を抱えたコングロマリット企業です。できれば卒業後もしばらくはアメリカで働きたいなと思っていたところ、ちょうどこの会社のLeadership Programを知るに至り、選考の結果、幸運にも夏のインターンのオファーを受けることができました。ポジション自体は将来的に日本での就業を意図したものなのですが、卒業後数年(通常2-3年)はアメリカにて働く機会があり、日本以外に中国、インド、南米、アフリカの学生を積極採用している非常にユニークなプログラムです。
Leadership Programとは?
アメリカの事業会社の就職活動においてよく「Leadership Program」という言葉を耳にします。プログラムの内容や名称の差はあれ、大抵の場合、このようなLeadership Programは社内で短期的(半年-1年)にいくつかの部署や事業部をローテーションを経験してその後、最終的な社内就職先を探すようなものになっています。所謂、幹部養成プログラムで、もちろんそこにいるだけで出世が約束されるようなことはありませんが、将来的に事業部や企業自体のマネジメントを担える人材を育てることを意図しています。実際、Day to dayでは各事業部にて業務を行っているのですが、定期的にLeadership Programの研修やネットワークイベント等もあり、一つの事業部内だけでなく社内に広くネットワークを作り、事業部や部署横断的に活躍することを推奨されます。
International Studentにとってのオプション
日本はそれほどでもないですが、多くのInternational Studentがアメリカでの就職を一つの目標にしています。ところが、このInternational Studentによるアメリカ就職は実は非常にチャレンジングで、選考のコンペティションはもちろんですが、実はその前にビザという大きな壁が立ちはだかっていて、実際問題、受けられる企業も非常に限られています。コンサルティングファームや投資銀行などのグローバルプロフェッショナルファームは比較的ビザに寛容なのですが、それ以外のポジションは実はあまり受けられるオプションがありません。そんな中で、このLeadership Programは私がインターンした企業以外にもいくつかInternational生を受け入れているところもあり、アメリカ就職を目指すにあたってInternational生にとっての一つの有効なオプションとなっています。
インターン中の評価
私がインターンしたコングロマリット企業は多くの事業部の集合体という性質上、事業間の人材交流やノウハウ共有が進んでいないという問題意識があり、このLeadership Programも部門横断的にネットワークを作り、リーダーシップを発揮できる人材を育てたいという意図がありました。なので、インターン中も実際に毎日、業務にあたる事業部でのプロジェクトの評価だけではなく、Leadership Programとしての評価軸があります。具体的にいうと、社長も含めたシニアマネジメントとの交流会(ケースディスカッションをやらされたり)、Leadership Programの先輩社員との交流イベント等が随所に織り込まれており、もちろん評価の重要な一部となっています。
自分の体験
実は自分がインターン中一番苦労したのがこのLeadership Programがアレンジしたイベントでの立ち振る舞いでした。もちろん評価されていることは皆分かっている中で、先輩社員と飲み会でそれなりに適当な話題を探して、それなりに頭使ってるよというところを伝えなければならないという、自分的にはかなりハードル高い内容。。。ウィットに富んだアメリカンジョークも出てくるはずもなく、質問も尽きてきた時の会話の「間」はこの上なく長く感じられ、更にその間を持って「ちょっと飲み物取ってくるわ」と言って去られた際はなんとも言えない自己嫌悪感。。。とはいえ、会社側は企業のことをよく知ってもらおうとやってくれているもので、実際シニアな人に会える機会も貴重なので結果としてみたら非常にいい経験だったなと思います。最後の方には多少慣れてきていた、、、はず。
今回は、Leadership Programの概要を中心に書かせてもらいましたが、次回は実際に自分が取り組んだ夏のプロジェクトについて書かせてもらおうと思ってます。
YK
コメントする