ヘルスケア産業は毎年6-10%の学生が就職する、ケロッグの中でも主要な就職先の一つです。また、ケロッグではヘルスケアに関する授業を提供しはじめて65年という長い歴史を持ち、ヘルスケアを専攻にすることが出来ます。それが、Health Enterprise Management専攻です。

今回は数あるヘルスケア関係の授業の中から最も人気のある、Professor Calkinsのバイオメディカルマーケティングについて紹介します。
バイオメディカルマーケティング
バイオメディカルマーケティングは、ヘルスケア業界に就職したい人のみならず、コンサルティングに就職する人を含め多くの人に人気のあるクラスです。授業はケーススタディとゲストスピーカーから成ります。この授業では、Professor Calkinsによって最近に書かれたケースを多く使います。ここにケロッグのマーケティングのすごさを感じます。
ケーススタディは、製薬業界と医療機器業界から、実際の薬剤、医療機器を上市したもしくは上市できなかった例など対象としています。ゲストスピーカーには、医師に加え、製薬業界と医療機器業界から数名の人が来て実際の現場でどのような議論がなされたか、どうしてケースでやったような結論に至ったのか(至らなかったのか)などの話をしてくれます。
ここで、どうして、わざわざヘルスケアマーケティングの授業があるのか、という疑問に答えてみましょう。
ヘルスケアは他の業界とは違い、規制が厳しいこと、物の購入決定者(患者もしくは医師)とお金を払う者(病院、保険会社、国など)が違うこと、価格の決定が容易でないこと、などの特徴があります。そこで、授業では、マーケティングの所謂「4P」ではなく、ヘルスケアの4P(Patients, Payers, Physicians, Politicians)をもとにケースを分析していくのです。他マーケティングの授業で学んだ知識に加え、ヘルスケアの4Pをおさえることで、実際の仕事でもより深く正確に問題を分析できる知識を得ることが出来るようになっているのです。
さらに、このクラスでは、マーケティングのクラスではあるものの、ヘルスケアのマーケティングの実際の例に留まらず、製薬や医療機器業界での営業がどのように医師とコミュニケーションをとっているか、どのようにモノを売っているかや、保険会社の医薬品や機器の補償範囲、支払いなどの話までもカバーしています。私のようにヘルスケアのバックグラウンドのある者にとっても学びの大きいクラスでした。
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