MBAアメリカ就活マニュアル(6)打ち手(2/3)

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打ち手の第二回。(前回はこちら

8つの成功の鍵

1.     ターゲットを戦略的に絞り込め

2.     アメリカ人の就活プロセスに完全に乗っかれ

3.     アメリカ人化しろ(英語、知識、文化)

4.     ネットワーキングを強みにしろ

5.     サマーで取りに行け

6.     レジュメを限界まで磨ききれ

7.     面接は「完璧の五歩先」まで作りこめ

.     モチベーションマネジメント:自分を奮い立たせ続けろ

    

KSF3.アメリカ人化しろ

 

別に、日本を捨てろとか、日本人としてのアイデンティティや誇りや精神を捨てろとかそういうことを言ってるんじゃない。アメリカやアメリカ人を盲目的に礼賛してアメリカかぶれになれと言う気も微塵も無い。就職/働くというコンテクストに於いて、必要なところは可能な限り要領良くアジャストするべき、と言うのがメッセージ

·          ちなみに、むしろこれをやればやるほど日本人としてのアイデンティティは深まるだろうし、アメリカのネガティブな面も含めてより冷静に客観的に見えるようになるはず

·          具体的には、英語力、アメリカの企業/ビジネスの知識、ソーシャル(社交)の三点。

 

(1)英語力

 

ここ、非常に重要なので、ちょっとスペース使ってがっつり述べさせて頂きます。

 

前回の「英語の壁」で述べた通り、求められるレベルは非常に高い。相当梃入れする必要あり

·          「日本人としてはかなり上手い」レベルでは不十分。アンカリング先は、当然(優秀な)アメリカ人レベル

·          通常の日本人がMBAでサバイブするのに必要とされるレベルとは大きな差

 

そして、幸いなことに、英語力は極めてtrainableなスキル/controllableな戦略変数

·          やるかやらないか、正しく鍛えるかどうかで大きな差が出る

 

但し、漫然とMBAを過ごしていても、そのレベルには至らない

·          学校は、英語がしょぼくても何とかなってしまう

·          残念ながらMBAは英語を鍛える場所の効率としては(日本でやるよりは遥かにましだが、就活や就業、自発的に並行して鍛錬した場合に比べると)低い

·          また、仮に上手くなる部分があるとしても、鍛えられる要素が偏る

 

従って、賢く、要領良く鍛える必要がある

 

具体的な打ち手は4つ

·         打ち手(1)継続的に時間を投入する

·         打ち手(2)鍛えるべき要素を絞る

·         打ち手(3)備えるべき「局面」を絞る

·         打ち手(4)スピーキングの「上手さ」をはき違えない

 

打ち手(1)継続的に時間を投入する

·         入学前、合格直後から時間を投入する

o    実際に入学すると、特に最初の1、2学期は何だかんだいって授業に時間を取られ、まとまった形での「英語の鍛錬の時間」は取れない

o    従って、入学までにどれだけ貯金を作れるかが超重要

o    MBA出願に割かれていた時間とリソースをそのまんま英語力の底上げに注ぎ込むイメージ

·         入学後も継続して「英語のトレーニングの時間」を意識的に取り続ける

o    これ以上「継続は力なり」、「consistency is the key」が当て嵌まる分野は無い

o    毎日の日課としてのweight training/road work、部活のフットワーク練、朝練でのfundamentalの反復ドリル

o    どんなに授業や課外活動で忙しくても、朝一でも風呂上りの日課でも、130分でも1時間でもいいので、毎日時間を注ぎ続ける

 

打ち手(2)鍛えるべき要素を絞る

§  実際には時間も限られており、全部を満遍なくやるのは非効率だし不可能

§  「学校で漫然と過ごしていても鍛えられない要素」で、且つ「ROIの高い要素」に絞って鍛える

§  必要な英語力は、ざっくり言うと大きく5つ

o    全ての土台としてのボキャブラリー(単語、フレーズ)

o    口頭 × インプット: リスニング

o    口頭 × アウトプット: スピーキング(コンテンツ×デリバリー〔発音/リンキング/イントネーション〕)

o    文書 × インプット: リーディング(スピード×深さ)

o    文書 × アウトプット: ライティング(コンテンツ×デリバリー〔表現の引き出し〕)

§  これらのうち、「発音」と、「議論フレーズ」に絞って鍛える

o    インプット(リスニング、リーディング)、及びアウトプットのうち、ライティング/スピーキング共に、既に持っているものを「吐き出す」部分はMBAの生活で普通に鍛えられる

o    一方で、アウトプットのうちでも、「発音」と「表現の引き出し」、即ち「議論/インタビューで使うフレーズのストック」については、別途意識的に鍛えないと完全に放置され、大して変化しないまま2年間が経ってしまう(「あの人MBAに行ってたのに言うほど英語上手くないね」という言葉を悲しいかな日本でよく耳にするのはこのパターン)

o    また、その二つは、面接でも重要で、トレーニングの投下時間対効果も高く、ROIが高い

 

  

絞って鍛えるスキル(1)発音を矯正する(発音に全く問題の無い帰国子女の方は読み飛ばして下さい)

·          アメリカでの就職に於いては、「中身さえあれば、発音は余り重要じゃない」は嘘(と個人的に感じた)

o    確かに、MBAの様な高度にインターナショナルな環境、及びアカデミックや理系専門職など、インターパーソナルよりも中身が明らかに重要な世界では正しい(学校でも誰もいちいち「お前のアクセントきついね」なんて指摘しない)

o    一方で、ビジネスは、コミュニケーションこそが本質の世界。重要じゃねえわけねえ

o    「グローバル・イングリッシュ」とか、「いろんな国の英語の方言を許容するべき」っていうのは、「グローバルな状況での」「あるべき論」を議論する上では正論。でも、アメリカ企業の中でアメリカ人と働く中で、普通のアメリカ人はそんなこといちいち考えない(それが国としてinternationalityが高いかどうか、いいか悪いかは全く別として)

·          面接に於いても間違いなく容赦無く評価する

o    もちろん、表向きにはアクセントのことは決して言わないし、一切気にする素振りも見せない(礼儀として、political correctness/reputation riskとして)

o    でも、本音では、そりゃ気になるし評価するに決まってる。レジュメを見て外国人だと気付いた瞬間、まずそこを気にする(「こいつの英語プロジェクトチームの皆は分かるか?」、「客前に出せるか?」)

o    逆に、最初の1分の会話で面接官側のここの不安が解消されれば、一気に本来の中身の評価に突入できる

·          具体的にやること

o    発音記号と、正しい音、正しい口のフォームを勉強/練習し、刷り込む(もし中高時代にちゃんとやってなかった場合。TOEFL iBT世代の皆様だとある程度対策出来てるものなんすかね?)

o    (時間とお金に余裕があれば)発音矯正を専門にした塾に通う/ボイストレーナーを雇う

o    教材を使ってトレーニング(英語耳シリーズなど

o    ニュースや映画/ドラマでシャドーイングして定着

o    普段の自分の会話での発音を自分でフィードバックして修正。自分の喋りを録音して分析し、音の癖をidentifyして潰し込む

·          コツ

o    カタカナで考えない(日本語の表記と音を一回完全に捨て去る)

o    日本語とはそもそも声の出し方/声帯の振動のさせ方、口腔のスペース/舌や唇の使い方、空気の流し方が異なるということを念頭に入れる

o    新しいスポーツのフォーム作り、楽器の音出し法と割り切る

 

絞って鍛えるスキル(2)議論/プレゼン/面接で使うフレーズをストックし、自由自在に引き出せるようにしておく

·         

o    「まあ、いろいろ喋ったけどさ、まとめると言いたいことって三つあって」とか「なるほど、そこは確かに重要な指摘だね」とか「仰ることは非常に良く分かるんだけど、敢えて議論の為に違う切り口で見てみると、例えばこういう考え方って出来ないかな?」的な、議論用のフレーズ

o    「従って、そうだと仮定するならば、○○という結論が自ずと導き出されます」、「この分析では○○に焦点を当ててみました」、「縦軸に○○、横軸に××を取って」などのプレゼン用のフレーズ

·          ROI激高

o    実は、議論/プレゼン/面接で使うフレーズは思いっきり2-8(ニッパチ)の法則(2割のフレーズが全体の8割を占める)

o    頻繁に使い回せるお決まりの言い回しを数百個インプットして使いこなせるようになれば、アメリカ人の賢い奴とかなり近いレベルで議論/プレゼン出来るようになる

o    加えて、ビジネスのインタビュー/議論/プレゼンは飲みながらの会話、日常生活での会話に比べ、spontaneous度も低く、明確なロジックのフローがあるため、実はインターナショナルにとってより難易度が低い

o    且つ、逆に日常会話は超饒舌で語彙豊富なくせに、この辺がからっきしダメなアメリカ人は意外と多い

o    なので、実は鍛えればガチでアメリカ人に勝てる分野

·          具体的にやること

o    種本を使ってインプット(お勧めはMBAの英語表現400

o    授業やグループディスカッション、メディア(ニュース/インタビュー)で使える表現があったら都度拾ってinternalizeする

 

打ち手(3)備えるべき「局面」を絞る

·         「英語力」とは、広大な海。やれること、やるべきことは無限にある

·         ところが、幸いなことに、就活に於ける英語力は、その中でも超ピンポイントのたったの一点だけ。つまり、「面接」というたった一つの局面での英語力が全体の9割を占める

o    言うなれば、バスケットボールという無限に広がるスポーツの全てのスキルに秀でる必要は全く無くて、Kobe Bryantのように全てが出来るマルチプレーヤーになる必要も全く無く、「スリーポイントショット」または「リバウンド」というたった一つのプレーにだけ上手くなればいいというゲーム

·         従って、その一点だけ、「面接」というシチュエーションでの英語力に絞って特訓し、徹底的に極めに行く

o    これだったら、ハンデがあっても、何となく勝機の光が見える気がしません?そう。実際やれば勝てます

·         具体的な面接対策はKSF7にて後述

 

打ち手(4)スピーキングの「上手さ」の定義をはき違えない

 

純ドメ/ソフト帰国の日本人の多くが、MBA留学当初、アメリカ人の「喋り」に於ける英語力の高さ、自分の現状とのギャップにびっくりしてしまいがち

·         基本むちゃくちゃ速い。いろんな語彙で、こじゃれた言い回しで、堂々と、容赦無く、ベラベラと喋り続ける。何言ってっか全っ然わがんね。完全降伏(少なくとも自分の2年前の場合)

·         改めて、日本で触れていた英語、日本の感覚での「英語が上手い」と、本場の本物の次元が違うことに気付かされ、愕然とする

·         ま、そりゃそうだ。生まれたその時から30年間、英語で育ち、英語で教育を受け、英語で仕事をして来た訳だから。ガキの頃から英語で遊び、恋をし、喧嘩し、飲み会をし、面接をし続けてきた訳だから。僕らにとっての日本語なんだから

 

でも、慣れてくるにつれ、三歩ステップバックして、冷静によーく考えると、もうちょいいろいろ見えてくる。そして、自ずと打ち手も見えてくる

·         以下、いくつかのステップに分けて考察

  

そもそも喋りに於ける「英語力」って何なんだ?

·         究極のゴールは、相手に自分の言いたいことを理解してもらうこと、納得/共感してもらうこと。英語(というか言語)はそれを達成するためのコミュニケーションのツール

·         そのコンテクストで英語力を構成するスキル要素を因数分解してみる(僕個人の超勝手な独断と偏見です。言語学的、認知心理学的にちゃんと見るとかなりウ○コなこと言ってる可能性高いです)

o     コンテンツ(中身)

§  メッセージ/アイデア/ストーリー/ファクト/数字などなど(ここは実はそもそも英語じゃない)

o    ×デリバリー(伝え方)

§   構造

·         ロジックや順番(ここもそもそも英語じゃない)

§  語彙

·          語彙量(ストックされている引き出しの数)

·         ×言葉の選択(正しい引き出しを素早く引き出し組み合わせる力)

§  発音

·          単語ごとの正しい音を出すという意味での発音/アクセント

·         +リンキング(つなぎ)

·         +リズム(間/流れ)

·         +イントネーション

§  スピード

·          喋りの速度そのもの

·         +反応速度

§ 

·          喋る頻度

·         ×喋る長さ

§  タイミング

·         いつ喋るか

§  言葉以外のコミュニケーション

·          表情

·         +アイコンタクト

·         +ジェスチャー

 

で、アメリカ人MBA/エリートの話す英語の何がどう凄いんだ?/凄くないんだ?

·         そもそも、よくよく聞くと、まず、人によってバラつきがある

o    全員が全員上手い訳じゃなく、結構たどたどしかったり、聞き取りにくかったり、普通に何言ってっか解らない人もいる

·         さらに、要素別に見ると、必ずしも全部の要素に上手い訳じゃない

o    実は、アメリカ人が「例外無く確実に上手い」のは一部

§  デリバリーのうち、「語彙」、「発音」、「表情/ジェスチャー」の3つ

o    また、いいか悪いかは一度置いておくとして、スピード(喋りそのものの速度、反応速度共に)が異様に(日本語の感覚よりもかなり)速く、量が圧倒的に多い(しょっちゅう口を出すし、結構長めにベラベラ喋る)という共通する特徴

§  故に、慣れないうちは、「ベラベラ感」、圧迫感、「なんかすっげー喋っててげんなりするわ…」感がある

o    裏を返すと、残りの要素は人によってかなり上手い下手のバラつきが出る(と言うか、ぶっちゃけイマイチの人も案外多い)

§  「コンテンツ」、「デリバリー」のうち「構造」と「タイミング」

 

ビジネス/就活のコミュニケーションに於いて、本当に大事なもの/大事じゃないものは何なんだ?

§  大事なこと

o    「良く考えられた、優れた」コンテンツ

o    「すっきりした」構造

o    「正しい/適切な」語彙

o    「聞き取り易い」発音

o    「適切な」スピード

o    「適切な」量。ほとんどの場合、コンパクトにまとまっている方がベター

o    「適切な」タイミング

§  大事じゃないこと

o    「必要以上に」語彙が豊富であること(別に新聞記事を書くわけでも、詩を吟じる訳でも、合コンでバキバキに磨き抜かれた話芸ですべらない話を披露するわけでも、古舘伊知郎張りに解説する訳でもない)

§  ダメなこと

o    「速過ぎる喋りのスピード」、「反応速度は速いが、延髄反射でよく考えられて無くて浅い」

o    喋る量が多過ぎ(口数が無駄に多い、冗長)の割りに中身が薄い/整理されてない

o    タイミングが効果的じゃない

 

ここでの一つの示唆として、「第一印象ほど」多くのアメリカ人の英語が全て優れてる訳じゃないということ

§  ベラベラと、頻繁に、たくさん、高速で喋るってのは、別にプラスでも何でもない。むしろマイナスになることが多い

 

また、日本人でも結構戦える要素は多い

§  「良く考えられた、優れた」コンテンツ、「すっきりした」構造、「適切な」スピード、「コンパクトな」量、「適切な」タイミング

 

同時に、大事だが、日本人が苦手なため、集中的に鍛えるべき部分も炙り出される

§  「語彙」と「発音」

§  前述の「鍛えるべき要素を絞る」ともビタッと一致

 

以上を踏まえると、ドメ日本人としての「目指すべき英語」が自ずと見えてくる

·         目指すべきパターン

o    「良く考えられた、優れた」コンテンツを、「すっきりした」構造で、「適切な」語彙で、「正しい/聞き取り易い」発音で、「適切な/速すぎない」スピードで、「コンパクトな」量で、「適切な」タイミングで、喋る(「アグレッシブな発言頻度」と「圧倒的な量」と「ネイティブ並みのスピード」は、積極的に捨てる)

·         駄目な例

o    考えられてないイマイチな内容を、整理されてない形で、聞き取り難い日本人アクセントの発音で、必要以上に速い速度で、無駄に頻繁に、冗長に、ベラベラと喋る

o    要は、本来重要なところを放置して、日本人に欠けている、アメリカ人のスピードや喋りの量だけを表面的に真似すると、最悪形態に陥るということ 

 

以上、かなり長くなってしまいましたが、英語のアジャストの話。これは恐らく卒業してからも、仮に日本で働くとしても、ある程度グローバルな環境で仕事をするなら悩みの種であり続けると共に、方法論としては多少なりとも横展開可能な話ではないかと。楽な道は無くて、地道に気長にやらざるを得ないが、一方で、「努力の仕方」を相当考えて、賢く、効率良くやるかどうかで大きな差が出る、という話。(そして、僕自身もまだまだ1合目にすら辿り着いてない初心者クン。偉そうな事を申し上げる権利はゼロの発展途上ど真ん中です。これからも頑張らせて頂きます。ハイ。)

 

(2)アメリカのビジネス/企業/政治経済の知識

 

ターゲット企業を考える上でも、面接で議論する上でも、(さらには就職後グローバルな土俵で戦える経営者、プロフェッショナルを目指す上では尚更)いずれにせよここは固める必要あり

 

一方で、漫然と学校でケースを読むだけでは不十分

·          今の世の中のinterest/trendとズレ

 

従って、意識的にメディアで知識を仕入れまくる必要

·          日々の日課、基礎体力トレーニングとしてのWall Street JournalBusiness WeekCNN

 

(3)ソーシャル

 

「文化の壁」でも述べたとおり、米国就活において、ソーシャル(社交)が重要な要素

·          事前のネットワーキング(電話、会って話を聞きつつ自分を売り込む)、コーヒーチャット(カフェでのカジュアル面談)、立食交流会

·          それら全て思いっきり評価対象。カフェで別れた後、ディナー後ホテルの部屋に帰った後、評価シートを記入

·          且つ、そういう場でスマートに振る舞い、会話を楽しみつつ、自分をimpressすることが重要な能力と見なされる価値観/社会

 

当然、普通の日本人ならここは得意じゃない

·          そもそも英語の壁がある

·          しかもスタイルが違う(仲間と飲み屋で座敷、「じゃあここらで皆で自己紹介しますか」)

 

意識的に梃入れしに行く

·          そもそもソーシャルの場数を踏んで慣れる

o    学校の飲み会もいい練習

·          ソーシャルのスキルを意識化して学ぶ

o    立食での動き方、会話へのカットインの仕方、去り方、皿/グラスの賢い持ち方、べからず集

o    CMC主催のトレーニングに出る、上手いアメリカ人の行動をパクる

 

プライベート寄りの話をキャッチアップしておく

·          プロ/カレッジスポーツ

o    アメリカ人は9割方スポーツ話大好き(特にその会社の地元チーム、出身大学チームはobsessiveに好き)

o    ESPNSports Centerやオンラインでハイライト/ニュースに絞って見れば時間を掛けずにそれなりに語れるレベルに

·          芸能

o    こっちはnice to have

o    Best Week Ever, The Larry King Liveなど(普通に面白いっす。Podcastダウンロードがお勧め)

 

 

KSF4.ネットワーキングを強みにしろ

 

そもそも「ネットワーキング」とは?

·          直訳すると「人脈作り」。要は、企業側の人々と、知り合いになること、仲良くなること、それにより会社やそこで働いている人たちのことを知り、同時に自分を印象付けて気に入ってもらうこと

·          具体的なアクションとしては、Alumni DirectoryLinkedinや知り合いのつて、説明会で紹介された連絡先を辿り、メールで連絡を取る、電話で話す、直接会って話す。説明会の後や立食交流会の際に自己紹介して、business cardを交換して、会話するなど

 

アメリカの就活に於いて、このネットワーキングが鬼重要

·          アメリカのビジネスは実はすげー「内輪」社会。内部の人間の知り合い/友人であること、紹介や推薦があることが、日本より遥かに、非常に強く効く

o    価値観やバックグラウンドが近く、東京一極集中で「東大早慶」や「名門企業」といった分かり易い規格があり、狭いエリートコミュニティでほぼ全員が知り合いの知り合いという日本と違い…

o    …人種/信条/宗教/職業の多様性に溢れ、街や学校もfragmentなアメリカでは、universalに信頼できる肩書きやラベルが少なく、どうしても「どこの馬の骨か分からん」感が出るという側面も(だからこそtop schoolの人脈の輪に入ることの意味が計り知れないくらい大きい)

·          就職でも同じで、これがあるのと無いのとでオファー獲得に大きな影響が出る

o    コミュニティ/人間関係のサークルの中に入り込み、「○○divisionJamesMegが知り合いです」と言える、他の社員から「ああ、このMBAの奴知ってるよ。こないだ話したけどいい奴だったよ」というのがあると強い

o    一方で、誰も知らないone of themの一キャンディデート、というポジションだと既にその時点で不利

·          もはや事前にネットワーキングをしていることが必須条件ですらある

o    コミットメントや興味を測る踏み絵のプロセスとしてstandard

o    皆やるので、やらない時点で不利に

·          但し、コンサルティングファームは例外(純粋に実力勝負の面が強い)

 

一方で、外国人でもやりゃあ出来るし、やる奴とやらない奴で明らかに差が出るところ。従って、極めて大きなチャンス

·          何も難しいことはなく、要は単純に「やるかやらないか」だけ。国籍とか一切関係無い。こここそが努力で勝てる数少ない分野

·          アメリカ人でもこの辺の大切さを分かってない奴や、分かってるけど忙しくて/めんどくさくてやらない奴も結構いる

 

従って、「ガンガン行け」。自分の「最大の強み」にまで高めろ

·          相当前倒しで始める。1年生なら入学直後、2年生なら夏休みから動く(面接時期になると他の学生も動き出し、うざがられるし印象も薄くなる。)

·          深く深く食い込む。一つの会社で20人、30人と話をするのも全然あり(実際やってる奴いる)。「つかこいつもはや従業員じゃね?」と錯覚されるくらい食い込んでいく(来年の戦略や新商品、社内のゴシップやオフィスのお勧めランチを語れるぐらいの勢いで)

·          あわよくば、採用の意思決定権者やシニア層とまで仲良くなって、不戦勝に持ち込む(面接せずにオファー出る、または面接は形式だけやるレベル)

 

言うなれば、「合法的な裏口入学」のようなもの。「コネ入社は普通にあります。但し、それは親のコネじゃなくて、自分が自力で作るフェアなコネです」というゲームのルール。日本人が得意な「根回し」、「寝技」の典型。ぶっちゃけバカ正直に真っ正面から正攻法で挑んでも、ハンデが多すぎて勝ち目が薄いので、こういうところで賢く要領よく差別化して勝ちを獲りに行かないとダメ

 

細かいtips

·          エクセルでプロセス管理する

o    就活中のコンタクトが数十人、場合によっては100人を越えてくるため、自分でnetworking管理表を作り管理する。会社名、オフィス、部署、title、名前、連絡先、出身学校/卒業年、どんな話を聞いたか

·          学びを落とし込み、次の人との会話を一歩進化させる

o    話をしながら/終わってから内容をノートにしっかり書き留め、それを踏まえて次の会話をアジャスト

o    会社の長期的戦略の方向性、課題、ソリューションをCEO並みに語れるところまで持っていく(全然やり過ぎじゃない。外国人でハンデがあるんだからそのくらい当然しなきゃダメ)

 

KSF5.サマーで取りに行け

 

インターナショナルにとって、サマーでフルタイムのオファーを獲ることが超大事。その前提で2年間の就活計画を立て、1年目からアクセルべた踏みでオファーを取りに行け

·          サマーインターンはフルタイムよりも遥かにオファー獲得が簡単

o    前述の「ビザの壁」が、サマーに関しては当て嵌まらない(サマーは研修扱い〔CPTという仕組み〕で、ビザ無しでも働ける)

o    前述の「外国人を雇うリスク」がサマーでは軽減される。多少リスクがあってもtemporaryなので、お試しで雇える。×が付く要素があっても◎の要素で取れる

·          夏の間実際に働くことで、面接だけでは伝わらない、言葉の壁を越えた先の真の実力をちゃんと見せられる。企業側も十分な試用を経て見極めるため、安心してその後のフルタイムのオファーを出し易い

o    読み書きでカバー、分析やロジック、アウトプットを作る力、勤勉さ

o    逆に、「面接だけ」のフルタイム採用だと、リスクファクターが検証し切れず、そこが検証し切れないなら原則不採用になる

 

実際に過去に米国就職を決めている日本人MBAの多くが、サマーでオファーを獲得している

·          裏を返すと、フルタイムからの参戦だと数段ハードルが高くなってしまう

 

また、最悪オファーをもらえなくても、その後のフルタイムに繋がる

·          サマーでワンサイクル回すことで、フルタイムに向けて学習し、大きく成長/修正可能

·          レジュメに全うなアメリカでの就業経験が載る

 

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以上。最終回に続く。最後は打ち手の6, 7, 8。最終回はこちら

IM Class of 09

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このページは、IM Class of 09が2009年6月11日 13:30に書いたブログ記事です。

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