MBAアメリカ就活マニュアル(5)打ち手(1/3)

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お待たせしてすみませんでした。やっとこさ打ち手について。三回に分けて。その第一回。(前回の記事はこちら

 

…の前に、米国MBAのジョブマーケットに関するアップデート。引き続き寒風吹き荒んでいる。他校の友人たちから聴く所によるとどこも似たような状況。もうすぐ卒業を迎えるtop schoolの2年生の約4分の1(or more?)が職無し。ちらほらと、僕らの一年先輩(Class of 08)が一年を待たずしてクビになったと言う話も聞こえ始めている。

 

5月26日付けのBusiness Weekに、Kelloggを中心としたMBAの2年生の現状が書かれていた。多くの会社が就業を数ヶ月から一年遅らせているという話。Kraemer先生は「半年後に働けるという言葉を鵜呑みにするな。その時稼働率が上がってる保障なんてどこにある?さらに遅らせられたり、オファー自体キャンセルされると想定するのが全うなbusiness judgementだろ?その仕事は無い前提で動け」という厳しいながらも極めて現実的なことを仰っていた。卒業後、オファーはあるが半年後に働ける保障も無く過ごす時間は、非常に辛い。ルール上オファーを辞退できず、転職活動は出来ず、かと言って収入も無く借金はある。お金を掛けて派手に遊ぶわけにもいかない。家賃も払えない。文字通り飼い殺し。多くのアメリカ人MBA生がここからまた苦しい耐久戦いを強いられることになる。

 

と、悲観的になっても何も生まれないので、気持ちをバチッと切り替えて、空を見て、淡々と、打ち手について語らせて頂きます。

 

目次

1.Why米国?   

2.前提条件

3.オプション    

4.全体像    

5.難しさ

·          難しさのレベル感

·          難しさの原因

6.戦略/tips

 

6.戦略/tips

  

何も対策せずに臨めば10回リセットボタンを押して戦って100勝の戦いのところを、可能な限り1010勝に近づけていくためにはどうすればいいか。仮に10勝にはならなかったとしても、まぐれ当たりに賭けるしかないところから、少なくとも2-3回は勝つ可能性が出るくらいにするには、そして全うにいい試合が出来るようになって4-5回は勝てるところまで持っていくには、さらにはやることさえしっかりやれば7割がた勝てるところまで持って行くためにはどうすればいいか。

 

自分自身が実際にアメリカで就活をする中で、「この作戦は正しかったな」、「これは失敗だったな」、「もっとこうしときゃ良かった」と思ったことを自省し、もう一回リセットボタンを押して最初っから最適アプローチでやり直すとしたらどうする?というベースでガラガラポンで再構成。成功する上で最も肝となり、且つ実行可能でworkするものに絞り、ギュッとcrystalize。(むしろ自分の場合は涼しげにサラッと大差で勝つパターンとは程遠く、ズタボロにギッタンギッタンにやられて鼻血ダラダラ流しつつフラフラになって戦ってた口なので、どちらかと言うと成功体験じゃなく、反省/懺悔の色合いが強いですが…)

 

最初にお断りしておきますと、米国での就活にどうアプローチするかは、個々人の価値観や性格、バックグラウンドやキャリアプラン、どういうポジションを狙うかによって千差万別。景気の状況によっても違ったものになると思う。従って、「これがuniversalに通用する唯一絶対の正解です」と申し上げる気は毛頭御座いません。一方で、多くの方にとって、何らかの形でお役に立てる内容は多少なりともあるんじゃないかと思ってます。なので、自分の軸を持ち、合う/合わないを見極めつつ、使える部分だけをcherry pickingして頂ければ、そして少なくとも自分なりの作戦を練る上での項目チェックシートにして頂ければ幸いです。

  

と、前置きはこのくらいにして、本題。アメリカでの就職を成功させるための「Key Success Factor」は全部で8つある。

 

8つの成功の鍵

1.     ターゲットを戦略的に絞り込め

2.     アメリカ人の就活プロセスに完全に乗っかれ

3.     アメリカ人化しろ(英語、知識、文化)

4.     ネットワーキングを最大の強みにしろ

5.     サマーで決着をつけろ

6.     レジュメを限界まで磨ききれ

7.     面接は「完璧の五歩先」まで作りこめ

8.     モチベーションマネジメント:自分を奮い立たせ続けろ

 

恐らく、多くの読者の方のinstant reactionは、「へ?普通じゃね?」じゃないかと。その通り。奇をてらったものは無いし、上位のメッセージ/見出しとしては別に目から鱗でも何でもありません。気付きや価値は、What?の方向性というよりも、各論のHow?の部分や、その裏のWhy?や、どのレベル感でやる必要があるのか?というTo what extent?に潜んでる類の話だと思ってます。「5つの鉄則」よりも、「100のtipsの積み上げ」がフィットするゲームだと感じているので。最後はdetailの細やかさと「突き抜け度」の勝負になるので。

 

では、以下、具体的に見ていきます。今回はKSFの1と2。

 

KSF1.ターゲットを戦略的に絞り込め

 

(1)「広く浅く」は禁物。“Don’t spread yourself too thin.

 

「数打ちゃ当たる」ゲームでは決してない

·          「優秀な人ならどこに出しても通る」とはならない

·          戦闘力7-8でもきちんとその企業向けに作り込んだ人 > 戦闘力10で作り込みが足りない人

·          この点、優秀なら完全な売り手市場になる日本の就職活動とは大きく感覚が違う

 

前回の記事の「企業が求める水準が高い」で書いたとおり、一社一社/業界への作り込みが極めて重要。そのためには一社辺りの投下時間とリソースの確保が必要不可欠。不要な工数分散は絶対に避ける

·          その企業/仕事と業界のことを相当深いレベルで研究し、ネットワーキングをし、面接対策をし、レジュメ/カバーレターもアジャストして磨き上げ、情熱と必然性を作り込む必要

·          浅い状態で行くと、仮にレジュメの強さだけでいいところまでは行けても、結局最後の最後でオファーが出ない。仕事/会社へのコミットメント/必然性はオファーの判断の前に最もしっかり見られるし、そこが無いことは絶対に見抜かれる

 

自分自身経験したが、ターゲットを必要以上に広げることのダウンサイドはかなり大きい。数打ちゃ当たらないどころか、自分を傷つける。「何となくアプライ」はやっちゃダメ

·          何だかんだ言ってネットワーキング(数時間、ちゃんとやったら10時間以上)、レジュメ/カバーレターアジャスト(最低0.5-1時間)、説明会(1-2時間)、面接の準備(最低2-3時間)、面接(1-2時間)、と、それなりの時間と労力を取られる

·          約一ヶ月という短期間に集中して全社の面接が行われる中、限られた時間を本命以外に取られるダメージは大きい

·          そもそも自分のバックグラウンド、キャリアプランと距離感があるところに出してもどうせ面接に呼ばれない/呼ばれてもオファーには至らない

·          自分が本当に行ってもいいと思える企業じゃなければ、オファーを貰っても行かないし、途中でモチベーションが苦しくなる

·          「その企業を深く知るためにアプライ」、「いい会社かもしれないから出してみる」は極力避ける。アプライの前にちゃんと調べ、社員に電話して話を聞き、本当に行きたい/行くべきかどうかの答えを明確に出しておく。その手間をさぼって誤って受けると結局割を食うのは自分

 

一方で、大本命/ドリームジョブだけに絞るのは得策ではなく、ある程度のPlan B/safety netは必要なので、どこまで網を広げるかは非常に戦略的な判断になる

·          ポートフォリオの組み方は後述

 

(2)勝てるところを狙え

 

Feasibilityを重視する

·          ターゲット選択のクライテリアは、「Attractiveness:魅力度」(行きたいか)×Feasibility:実現可能性」(入れるか)

·          大きなハンデを背負ってのアメリカでの就職活動では、前者で余り我侭になり過ぎず、多少広めに見つつ、後者を徹底重視してターゲットを選定するべき

 

そもそもインターナショナルを取るか否かで1st screening

·          前回の記事の「外国人であることの壁」で述べたとおり、大前提として、ほとんどの企業が外国人を採らない

·          外国人を採らない企業にはそもそもアプライ出来ないか、アプライしてもほとんどの場合時間の無駄

·          従って、まずは外国人を採るところを見極め、そこを狙う

·          具体的な作業としては、

o    過去のOn Campus/Off Campus Recruitingのジョブポスティング一覧で、インターナショナルがアプライできるという条件でソーティング

o    就職課からインターナショナル生の過去の米国での採用実績データを貰い、インターナショナルを実際に取ってる企業をidentify

 

実際にインターナショナルを取る企業はどういうところか: 全部で約30社程度(08年秋時点)。具体的には以下の4つのカテゴリー

·          (1)国籍に関わらず最も優秀な頭脳を採る必要がある企業

o    大手コンサルティングファーム約10社(但し、ガチ勝負なのでcompetitive

o    投資銀行(でも今はそもそも人採ってないし、Bailoutの関係でインターナショナルを採れなくなったところがほとんど)

·          (2)相対的に国籍が問題になりにくい(そして実際に外国人が多い)業界

o    インターネット/ハイテク約10社(Microsoftが筆頭。Dell(ハイテクというよりメーカーだが)とAmazonも毎年数人ずつ。他も1-2人ずつの企業がちらほら)

o    数は少ないが、バイオ(1-2社)

o    一応、製薬(数社のみ)、及びB2B全般(数社のみ)

o    かろうじて、無くはないというレベルで、金融のうち、credit card/consumer financeasset management, mutual fundあたり(数社のみ。でも不況+Bailoutで今は厳しい?)

·          (3)意図的/戦略的にに外国人を採りたいグローバル企業(Diversity強化、将来のhome countryでの幹部候補)

o    素材/産業財メーカー、穀物/アグリ、エネルギー系 など(1-2社ずつ)(この不況の中、長期的ビジョンに基づき、globality強化のために戦略的投資として外国人を採る企業は本当に凄い。畏敬の念すら覚える)

·          (4)なぜか意図がわからんけど外国人も採ってる企業(これ未だに何でか解明できず。単純に優秀な人を採りたくて、ビザサポートの余裕があるだけ?Diversity強化?)

o    自動車(当然今年からもうダメ)

o    Airline1-2社)(何故に…?)

·          逆に、ほとんどインターナショナルを取らない業界

o    消費財、小売、メディアなど、消費者を相手にする系

 

さらに、自分の経験がダイレクトに生きる仕事を狙う

·          そもそも転職は自分の過去の経験を売る市場。ポテンシャルじゃなく

·          ただでさえ大きなハンデを背負っての戦い。自分に弱みを補えるだけの武器/売りがある仕事をまず狙う

·          具体的には、前職と同じ業界/ファンクション(直接経験を売れる)

·          よく就職課で言われる「転職の3つの軸」の話

o    国/言語、業界、ファンクション(マーケティング、ファイナンス、人事等)の3つの軸のうち、3つを同時に変えるのは不可能。国/言語を変える時点で大きなジャンプをしているので、残りの2つは変えないか、変えるにしても1つに留める

·          但し、コンサルティング/投資銀行等のプロフェッショナルファーム経験者は多少例外(業界/ファンクションともにある程度の自由度が出る。ただその場合も深いプロジェクト経験がある業界/ファンクションに絞られる)

·          また、同じくコンサル/投資銀行への転職も例外。バックグラウンドと関係なく純粋な実力勝負(但しアメリカ人と完全に同じ土俵で勝つ必要)

 

本当に譲れないもの以外は思い切って捨てる

·          我侭は言えない、高望みばかりは出来ない戦い。アメリカで働く、一応自分が望む業界/企業/ファンクションのどれかで働くことがボトムライン。全部のファクターが理想的なオプションは多くの場合アメリカ人にも人気があり、極めてcompetitive

·          従って、譲ってもいい要素については積極的に妥協する事によって可能性が出てくる(アメリカ人はこの辺に対するこだわりが意外に強いので)

o    場所: NY, LA, SFじゃなきゃやだ ⇔ 場所へのこだわりは捨てる。不人気なWisconsin, Minnesotaやその他の田舎でも構わないし、 Texasなんて全然あり

o    職位/給与: せっかくMBAに行ったんだし、前職の給与レベル/ポジションよりも上がいい ⇔ 長期的な投資。前職の職位から2ランク下がっても止むを得ない。給料だって短期的に下がっても仕方無い

o    社格/ブランド: 行くなら誰もが知ってる業界トップの一流企業、coolな成長企業 ⇔ 有名じゃないが少なくともいい経験が積めるところ、トップ企業への転職の可能性が残るところ

 

ステップ論で考える

·          一気に行きたい企業/仕事に就くのではなく、ワンステップ踏んでから数年後にそこを狙うというアプローチも全然あり

o    ○○社のマーケティングの仕事がしたいが、まずはrotation programで入って経験と実績を積み上げてから社内トランスファー(実際可能かは事前の調査が必要)

o    “McKinseyNYに入りたいが、まずはPharma back groundを生かし、Pharma系のブティックファームで数年間経験を積んでから転職活動

·          これをやっている外国人は実はかなり多い(自分の立場を理解した上で現実的に着実に時間を掛けて目的を達成する姿勢に敬服する)

 

(3)ポートフォリオを組め

 

ドリームジョブだけで組まない。絶対にプランBを入れる

·          もちろん、勝機が少しでもあるなら本当に行きたい会社、やりたい仕事という理想的オプションには挑戦するべき

·          ただ、それ「だけ」だと多くの場合厳しく、米国就職自体がポシャるリスク

o    往々にして多くのアメリカ人にとっても人気企業/ポジション

·          従って、保険/safety netとしてのPlan Bを必ず持っておくべき

o    同じ業界の2nd tier、コンサルに対して社内コンサル、金融のマーケティングがやりたいがまずは前職の業界のマーケティングポジション等

·          要は、ダメな例としては、「GoogleとTPGBainSan Franciscoオフィスしか受けない」みたいなパターン

o    それで確実に勝てる奴なんてアメリカ人も含めてトップスクールの学年3,000人中数える程

 

軸となる業界/ファンクションを決める

·          余りにも脈略無く何でも受けると、リソースが分散してレバレッジが効かない

·          ある程度軸となる業界/ファンクションを決め、そこから近いところにあるオプションに少し広げるイメージ

o    例1) ファーマ×マーケティングを軸にして、少し近いバイオテックと医療機器メーカーのマーケに広げる

o    例2) コンサルティングファームに軸足を置きつつ、社内コンサルと戦略企画(ある程度業界は広めに)も混ぜる

 

日本オプションに関してのスタンスを取る

·          かなり悩ましいのが、日本の就職オプションをどう扱うか

·          一つの極端な考え方としては、「日本のオプションは捨てる」

o    甘えを排除し、背水の陣で本気で挑める

o    同時にやると工数のロスが大きすぎる(特に面接での日本との往復を考えると)

o    アメリカでサマーインターンが出来ないのは致命的(米国でのサマーは超重要で、米国はフルに夏休みを使う。日本でやるならほとんどの場合アメリカを捨てざるを得ない)

o    最悪アメリカがダメだった場合でも、2年の春以降、もっと言うと卒業後に日本に帰ってからでも日本での仕事は探せる

·          一方で、安全策として日本も抑えるべきという意見も

o    現実的にはアメリカで絶対就職出来るとも限らない(というか日本人MBAの過去の実績で言えば、挑戦者のうち成功者はごく一部)

o    特にこの不況の間は恐らく相当ハードルが高い

·          実際には自分の状況(社費/私費、休職/退職、アメリカでの戦闘力、日本での戦闘力、どこまでアメリカにこだわるか)や経済の状況を踏まえ、以下のオプションから選択

o    (1)完全にアメリカ一本で勝負(日本は2年の春または卒業後まで本格的に活動しない/顔つなぎに留める)

o    (2)アメリカをメインに、日本も一応保険だけ掛けておく(確実にオファーを取れるところを最小限の工数で取っておく)

o    (3)サマーで日本のオファーを確保できた場合のみ、2年のフルタイムからアメリカに参戦(ただ、サマーからのフルタイムオファーを取らないことはそれなりにでかい機会損失である事を理解しておくこと)

o    (4)完全に平行して両方本気で活動(双方相当絞った上でやらないときつい。両方の面接が重なる2年の1011月は忙しくなるはず。米国は全力でいかないとワークしないケースが多いので、本当に米国で就職したいなら勧めない)

o    (5)日本をメインにし、アメリカは余力で(「日本カードを切るオプション」なら可能だが、〔アメリカ人みたいな日本人じゃなければ〕アメリカ人としての就活はかなり難しい)

 

KSF2.アメリカ人の就活プロセスに完全に乗っかれ

 

「難しさの要因 」で散々っぱら述べた通り、アメリカの就活と日本の就活は全く別のゲーム。必要な情報、対策/準備の内容とレベルが大きく違う。従って、最初っからアメリカの標準プロセスに完全に乗って行く事が極めて重要。ずーっと日本の就活をやっていた人が途中でひょろっと米国就活に参戦しても、情報や対策で大きくbehindなため、苦しくなりがち

 

(1)アメリカ人の戦友と行動を共にしろ

 

(一応このマニュアルで一通りカバーしているものの)ゲームのルール/リアリティを知る上で最も手っ取り早い

·          そもそもアメリカの人材市場/就活自体どういう仕組み/考え方なのか?

·          就職というコンテクストに於いて、アメリカ人MBA達はどういう連中なのか(実力/真剣さ)?

·          どれくらい勝機がある戦いなのか?どれくらい頑張らなくちゃいけないのか?

 

あらゆる情報をリアルタイムで得る上でも必要

·          どの企業のどのオフィスがどういう人を何人採ってる/今年は採ってない

·          どの企業の面接でどういうことを聞かれるか

·          どの企業の説明会/出願締切がいつか

 

面接の練習をする相手として必要

·          アメリカ人の標準レベル/スピードのアメリカ英語で訓練する以外有り得ない

 

日本での就活をやっている日本人同級生と一緒にやっちゃダメ

·          別に私生活で仲良くするなと言ってるわけじゃ決してなくて、少なくとも「アメリカでの就活に関しては」一緒に動くべきじゃないという話

·          日本の就活とアメリカの就活は完全に別物。アメリカで就活する日本人自体マイノリティだし、中身を知らない人がほとんど。苦しさも理解されない

·          もっと言うと、下手に日本の就活の(あくまで一般論として、僕個人のパーセプションとして、アメリカ就職に比べると相対的に、という意味で)less competitiveな競争、ほのぼのテンションに引っ張られ、緊張感や対策が不十分になる恐れすらある

 

(2)就職課(Career Management Center: CMC)をフル活用しろ

 

CMCはむちゃくちゃ使える。絶対にフルに使うべき

·          (関係者の方には大変失礼な言い方だが、個人的な感想として率直に言わせて頂くと)日本の大学の就職課とは全く違う

·          経験豊富なプロフェッショナル集団

o    MBA卒業生、MBA採用企業出身者、人事採用担当経験者等

o    トップスクールで長年カウンセラー経験を積んだベテランも多い

·          前回の記事でも述べたが、「アメリカ的には」、基本的には就職こそがMBAの本来の目的。学校にとって就職率/いい企業への就職数は極めて重要な達成指標。従って、学校としても優先的に金とリソースを注いでいる

·          日本で就活する日本人にとっては必要性も低く、馴染みも薄いため余り役に立つという話は聞かないが、アメリカでやるなら必須

 

カウンセラーをフルレバレッジする

·          コーチ/メンターとして

o    ロングタームのキャリア戦略、就活全体の戦略、ターゲット企業選択、プロセスマネジメント、悩み相談/励まし

o    何千人もの相談に乗り、成功も失敗も見てきている。インターナショナルの米国就活も定番

·          添削/スパーリングパートナーとして

o    レジュメ/カバーレターの磨き込み、面接練習

o    何千人ものレジュメを見て、直してきた人たち。このアドバイスを使わない手は無い

·          何人かと話した上で、最も筋のいい1人をコアに据えた上で使い分けろ

o    経験/実力に大きなバラつき

o    業界別の守備範囲/得意分野(コンサルはCさん, 事業会社はLさん等)

o    コミュニケーション/スタイル(ソフトでencouragingだがオブラートに包み過ぎ⇔厳しくて凹むがストレートに言ってくれる)

·          アーリースタートで閑散期を狙え

o    面接が本格化するとあっと言う間にアポが取りにくくなる/取れても忙しくて学生一人当たりのケアが手薄に

o    そうなる前に早いスタートを切り、他のアメリカ人より前倒しで作業を完成させろ

o    具体的には、1年生なら秋学期の前半、2年生なら夏休み中(秋学期に入ってからでは遅い)にレジュメ/カバーレターは完成させる

 

早いタイミングであらゆるセミナーに参加/視聴する

·          役に立つセミナーを相当数やっている。初期に集中的に参加/視聴することで一気にゲームの全体像を把握する/「塗り絵の枠組み」を作る

o    自分/キャリアについて考える系: 自己分析、ターゲット業界/企業選択、各業界/企業の卒業生によるパネル

o    How to: CMCツールの使い方、面接、レジュメ/カバーレター、ネットワーキング、サマーでのオファー獲得法、オフキャンパスでの戦い方、オファー交渉

·          オンライン視聴がお勧め

o    全てCMCのウェブサイト上でビデオ配信+スライドダウンロード可能

o    時間も節約できる

o    プロセスの最初にまとめて全部視聴しちゃう

 

CMCのジョブポスティングページを極める

·          ここが全ての基盤。ここをどれだけ賢く巧く使えるかで結果に差が出得る

o    一週間後締め切りのいい仕事がパッと出たりする

·          見方/使い方を早めにマスターしろ

o    職探し(条件別ソーティングの仕方)、応募法(レジュメ+カバーレター送付/面接予約)、ビディング/スケジューリング等

·          就活期間中は一日数回は見ること

o    ビディングの状況や新しいジョブポスティングを把握するために

 

その他のツールを使い倒す

·          Alumni Directory

o    各社で働いている卒業生にガンガンコンタクトして電話

·          過去の生徒のレジュメアーカイブ

o    どういう書き方をするといいのか/悪いのか

o    競合となるアメリカ人たちはどういう奴らなのか

·          企業別採用実績データ

o    よりチャンスがある企業/インターナショナルを取ってる企業はどこか

·          あらゆるマニュアル/データベース

o    面接質問集、オファー条件データ

·          オンライン面接練習サービス

o    質問別に答えを録画し癖をチェック

 

(3)プロフェッショナルクラブをフル活用しろ

 

基本的な守備範囲は、リクルーティング全体に関することはCMC、業界別の情報/対策は全てstudent club

·          Consulting Club, Investment Banking Club, Private Equity Club, High-Tech Club, Healthcare/Biotech Club, Manufacturing Club, etc.

 

非常に頼りになる。マストで使い倒すべき

·          クラブウェブサイト

o    ターゲット企業リスト

o    企業別の対策法/過去の面接の質問例

o    サマーインターンの体験談

o    ケース面接問題集(特にコンサルのは市販のものよりも全然こっちの方がレベルが上)

·          News Letter

o    各社の採用イベント日程、求人情報等の最新情報

·          クラブ主催の企業説明会

·          セミナー

o    企業別の特徴、対策法講座

o    ケース/フィット面接対策講座

·          ケース面接練習会

o    2年生が1年生を、サマー経験者がフルタイム求職者をトレーニング。本当にいい練習になるので必ず参加

 

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今回はここまで。次回は打ち手の3, 4, 5。次回の記事はこちら

 

IM Class of 09

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このページは、IM Class of 09が2009年6月 6日 13:37に書いたブログ記事です。

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