オバマ勝利宣言!

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11月4日(火)は全世界が注目を集める次期大統領の選挙日だった。もう説明の必要も無いだろうがメディアでも語られている通り、オバマが勝てばアフリカ系アメリカ人初のアメリカ大統領の誕生、対するマケインが勝てば最高齢大統領の誕生という初物対決となった。別に詳しいわけでもないので政治論を語れるわけでもないし、個人的にはどっちが勝ってもあまり興味が無いのであったが、イリノイ州がオバマの地元選挙区であることもあり、シカゴでは圧倒的にオバマ勝利という雰囲気が漂う中、僕自身も、シカゴカブスを応援するかのようにオバマに勝って欲しいと思っていた。

選挙当日の夜には、シカゴダウンタウンのグラントパークで演説を行うことになっていた。今学期は火曜日にナイトクラス(18時30分から21時30分)を履修しているのだが、教授も粋なもので、皆がグラントパークでの演説に間に合うように(彼自身も見たかった?)、21時には授業を終了してくれることを事前に確約、その通りピッチを上げて授業は進んでいった。とはいうものの、一旦気になりだすと止まらないのが、メジャーリーグの試合速報と選挙速報、というわけで、授業の最中もみるみるうちにオバマの獲得選挙人の数が増えていくのをチラチラとiphoneでチェックしながら、今か今かと授業の終わりを待ち続けていた。

家にダッシュで戻った僕は、制限速度ギリギリで車を飛ばしてダウンタウンに到着。すると、予想通りの混雑ぶりに駐車場を探してウロウロしている間に、「イェーーー!!!!」「ギャーーーー!!!」と群集の騒ぐ声が。。。。。。

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(ビルにもUSAの文字が)
 

「あ、勝っちゃった。」

日本的な感覚では「当選確実」が出た時点で、勝利者が万歳三唱、その後にスピーチというのが定番と思っていたので、「一歩遅かったか。。。」と落胆していたが、周りの様子を見ているとまだまだグラントパークに向かって群集は動いており、オバマの勝利宣言はもう少し後に行われるようであったので、僕も急いで車を駐車し、群集の波に乗ってグラントパーク方面へ。しかし想定外の出来事はまだ続く。元々オバマのスピーチ会場にはチケットを持っていないと入れないことは知っていたが、そのチケットが必要なゾーンが意外とデカく、グラントパークに意気揚々と進行を開始した直後にいきなり足止めを食らってしまった。厳重な警察のガードを突破できるわけも無く、結局、会場からは約500メートルほど離れた特設ビジョンを通じてオバマの勝利宣言を聞くことに。


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(何故か騎馬警察??)

ラッキーなことに、シカゴのこの時期にしては今年は気温はそれほど下がらず、10℃を超えているものの、やはりそこそこは寒い中、待つこと約30分、アメリカ恒例の国家斉唱の後にいよいよオバマが家族を連れて現れた!!!遠くから聞こえる「演説会場」からのスピーカーの声と、近くの特設ビジョン設置のスピーカーによる、必要以上のサラウンド相乗効果の中、いよいよオバマの勝利宣言が始まった。相変わらずのあの独特の低く太い声での演説は、聴くものを魅了し、政治や政策のことなんかまったく分からない民衆をも圧倒する存在感。ブッシュ政権下での対イラク政策の失敗や、金融危機に対する国民の期待も相まって、あたかも救世主が舞い降りたかのようなフィーバーぶりだ。


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(オバマの勝利宣言に「Yes We Can!!!」の大合唱)

聞くところによると、オバマの方が対日政策が厳しいらしく、日本にとってはマケインが勝った方が良かったのだそうだが、あのマケインの弱々しい演説を聞くととても危機を救ってくれそうには思えないので、素人目に見てもオバマの勝利は8割方堅いとは思っていたが、同時に行われたマケインの敗北宣言は非常にあっさりとしていたのが対照的であった。

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(大統領としての身振りもサマになっています)

オバマにとってもこの政権は「国の再建」であり、ビジネスで言えば「ターンアラウンド」。マイナスからのスタートなので、色んな政策も大胆に打ちやすいだろうし、最初のうちはマスコミに叩かれることも無いだろうが、いかんせんイメージ先行型のリーダーだけに、"実践力"と"意思決定力"については僕もじっくり観察して行きたいと思うところだ。

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(シカゴのダウンタウンは深夜にも関わらず騒ぎまくる群集。手前はGo Obamaボードを持つ女性。)

オバマ次期大統領のスピーチも終わり、ひとしきり群集も散ったところで、急にお腹が減ってきた。よく考えたら、昼からほとんど何も食べていないことに気づいたので、近くのマクドナルドで、がっつりスパイシーチキンバーガーとフライドポテト、それに"ダイエットコーク"と、かなり健康に配慮した夜食を食べて家路に着いた。

いずれにせよ、アメリカ大統領の勝利宣言のその場に立ち会うことが出来たのは、後代まで語れる自慢の一つになるに違いない。シカゴは2016年のオリンピックに向けた誘致活動も行っており、街全体に活気があふれてきつつある。金融危機であたふたする他の米国主要都市をよそに、シカゴという都市の注目度がグッと上がってきそうな予感がする。

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このページは、Kellogg在校生ブログAdminが2008年11月 8日 21:13に書いたブログ記事です。

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