今日、何試合かぶりに、女子ラクロスの試合を見てきた。
Kelloggが所属する、Northwestern大学(以下NU)は、トップビジネススクールの中では珍しく、スポーツの強豪校だ。こちらのロゴは全てのチームスポーツで共通して使われているチーム名である、"Wildcats"のロゴ。に゛ゃーーー!!!
UCLAやUSC(南カリフォルニア大)、UNC(ノースカロライナ)のような、"超名門スポーツ校"ではないが、それでも尚、「そこそこ」強い学校だ。アメフトは96年にRose bowlに出場して以来、ナショナルクラスの成績こそ残せておらず、酸っぱい感じだが、曲がりなりにも全米で最もレベルの高いリーグであるBIG10カンファレンスに所属しており、善戦している。また、テニス、ゴルフ、体操、水泳や陸上など、各々のスポーツでそれなりの成績を残しているようだ。残念ながらバスケはイマイチ。。。
基本的には所謂スポーツ推薦で優秀な選手を集めてくるのだが、スポーツ強豪校にも関わらず、学校の方針で、本気で文武両道を目指そうとしているため、高校時代のGPA(日本で言うところの通知表の内申点)が一定のレベルに達していないと入学が許可されないらしく、完全にスポーツに特化した選手は取れないという事情があるらしい。その辺を考えると、かなり良くやっている方だと思う。
さて、そんなNorthwestern大の中で、ぶっちぎりで素晴らしい成績を残し、「アメリカ大学スポーツ界の奇跡」と呼ばれているチームがある。それが体育会女子ラクロス部だ。
ちなみに、ラクロスとは、最近では日本でもほとんどの大学でラクロス部/サークルがあるため、知らない人も少なくなってきたが、先っぽに網の付いた棒を使ってボールを投げ、ゴールにボールを入れるとうあれである。詳しい話はWikipediaに譲るが、400年前にネイティブアメリカンの部族が行っていた戦闘訓練/儀式を元にしたスポーツで、よく、フィールドのアイスホッケーなどと言われる。
アメリカでは大学スポーツの中では、アメフト、バスケに次いで人気がある(観客動員数ベースで)スポーツであり、プロリーグも存在する。男子と女子でスポーツが大きく異なり、男子はアメフトに近い格好をしてボディコンタクトとスティックによるチェック(ぶっ叩いたり、ぶっ刺したり)が許されているという大きな違いがある。女子のスカートユニフォームの"かわいいイメージ"と違い(と言っても実際女子の試合もかなり激しいのだが)、男子の試合はどちらかと言うと格闘技に近く、速く、激しく、エキサイティング。シュートの速度は時速200キロ近くになる選手もいて、地上最速の格闘球技と言われたりもする。(イメージを持っていただくために、動画)
実は僕自身もラクロスをやっていたにも関わらず、恥かしながら入学するまでよく知らなかったのだが、このNUの女子ラクロス、どうやらとんでもないチームらしい。
だが、もっととんでもなくすごいのは、このチーム、何と、創部からたったの4年で全米王者にまで登り詰めてしまったのだ。完全にfrom scratchからチームを立ち上げて。これはホントにとんでもない。日本でも同じく偉業とされる、関東学院ラグビー部の春口元監督のケースでは74年にラグビー部を創設してから98年に大学日本一になるまで20年以上を要していることからも、これがどれだけとんでもないことかお分かり頂けると思う。
ことの発端は、NUが女子ラクロス部を作ろうと、彼女をスカウトしたこと。縁もゆかりも無い、ラクロスのラの字も無いNUに放り込まれた彼女は、スクール☆ウォーズ(というか伏見工業)よろしく、まずは部員集めから始めたらしい。キャンパスを歩いてた、身体能力の高そうな女の子に片っ端から声を掛け、ラクロスって知ってる?面白いからやらない?取り合えずこれ貸してあげるから休暇中にキャッチボールしてみなよ、とラクロススティックを渡すところから始めたそうだ。そこから彼女の情熱とコーチングの技術により、あれよあれよと言う間に強くなり、徐々に経験のあるプレーヤーも集まり始め、なんと最初に入った1年生が4年生になったころには全試合無敗で全米チャンピオンにまで上り詰めたと言う。さらにその後も快進撃を続け、去年までで三連覇。今年もリーグ戦成績15勝1負でシーズンを一位で通過、上手くいけば歴史に残る4連覇達成かという状況。映画にしても出来すぎだろうというぐらいの話。そんな事例聞いたことが無い。
YouTubeにもその辺の話を扱ったニュースがアップされているのでご参考に。
僕自身、ラクロスはやっていたものの、前述したとおり男子と女子ではスポーツが異なるため、必ずしも女子ラクロスに関して見る目が肥えてるわけではないと思うが、それでも尚、素人目に見ても物凄く強いチームだということは一目瞭然だった。日本で見てきた強豪社会人クラブチーム、日本代表の女子チームと比べても違う次元にあると感じた。
加えて個人技の高さ。スティックスキル(ボールハンドリング)がヤバイ。パスが速くて正確。シュートも女子のものとは思えないほど速く、且つ正確。日本の女子ラクロスを見てた限りではさほど一般的ではないと認識していた、持ち替えてのウィークハンド(利き手じゃない方の手)のパスキャッチは当然。片手スクープ(捕球)やビハインドザバックで矢の様なシュートを決めるなど、相当「テクい」。相当高い意識レベルで個人技の練習に時間を使ってると感じた。
試合が終わって。やっぱり自分の学校のスポーツが強いと、誇らしいし、気持ちいい。来年もチャンスを見つけてまた見に来ようと思う。
(はい。承知しております。最近ワタクシの記事、スポーツづき過ぎてます。すいません。今たまたまそういう季節なんだと思います。もっと学校のこと、授業のことも書きますんで暫くご容赦下さい。。。)
IM Class of 09
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