メンター制度

IMG_1534.JPGのサムネール画像2年生のTHです。今日はKelloggのメンター制度についてお話したいと思います。
ご存知のようにメンターとは自分のキャリア形成について相談に乗ってくれたり、アドバイスをしてくれる人のことですが、Kelloggではいくつかの形でメンターを得ることができます。

ひとつはクラブ活動でのメンター・プログラム。多くのクラブでは2年生がメンターとなって就職活動や授業選択の相談に乗ってくれます。同じ学生という立場、しかも1年前に自分も同じ立場にいたということで、的確なアドバイスをもらえるというメリットがあります。

もう一つの機会としてはKAMP (Kellogg Alumni Mentor Program)というプログラム。これはKSAというKelloggの生徒会が運営していて(こういう企画も学生が運営しているところが実に Kelloggらしい)、KelloggのAlumとone-on-oneでメンターになってもらうことができます。自分の興味のある分野で活躍している Alumを選ぶことができ、学生同士では得られない大所高所からのアドバイスをもらえるというメリットがあります。

私自身はKAMPではなく、Health Industry Management Departmentが提供しているメンター制度を利用しています。これは、医療機関、製薬、バイオベンチャー投資、ヘルスケア・コンサルティングなどの 分野で活躍しているKellogg Alumにメンターをお願いするヘルスケア分野に特化したプログラムです。私の今年のメンターはBaxterという全米有数のヘルスケア企業の Marketing DirectorをしているOliver。推定年齢40歳、フランス語訛りの英語を話すジェントルマンで、私を含めた4人のmenteesがOliver のお世話になっています。余談ですが、シカゴは意外にも(?)ヘルスケア企業が多く、上で紹介したBaxter以外にもAbbott, Takeda Pharmaceuticals North Americaなど大手製薬の本社があり、Kelloggとの交流も非常に盛んです。

ヘルスケアのメンター制度はオフィシャルには10月に始まって5月に終わり、その間4回メンターと面談する機会があります(もちろん終わったらハイさよう ならというわけではなく、本人次第で卒業後も強力なコネクションとなってくれます)。面談の場はBaxterの本社に出向くこともあれば、エバンストンの レストランでディナーを楽しみながら話をすることもあります。話題は特にあらかじめ設定されているわけではなく、就職や授業選択のアドバイスなどプラク ティカルな話から、「リーダーとはどうあるべきか」「Kelloggの2年間で何を学ぶべきか」といった大きなテーマまで実に様々。これらの話題にして も「今日はこのテーマで話そう」的なお硬さは全くなく、流れの中で話が自然に盛り上がり、その中でOliverの経験や考え方を聞いたり、それぞれの menteesのバックグラウンド、キャリアプランなどをOliverと共有しながらアドバイスをもらうというスタイルです。

上にも書きましたが、卒業してから何年も経ち、社会の第一線で活躍している人と話していると、自分では思いもつかなかったアドバイスをもらえます。例えば Kelloggでの授業の話をしている時のことですが、Oliver曰く「今自分はMarketingの仕事をしているけれど、実は一番役に立っているの はSupply chain managementの授業なんだよ。そこで学んだフレームワークをMarketingに活かすことができるんだ」。こういう発想はなかなか自分からは出 てこないし、同世代の友人から言われてもあまり説得力がないですよね。眼から鱗の一幕でした。

また彼と話をしていて感じるのは、仕事に対する明確なスタンスを持っているということ。「いい仕事をするために大事なことって何だろう?」という話をして いた時のこと。彼が言ったのは一言、「Be yourself」。明確なビジョン、それを具体化するための知識や戦略、そして実行するための行動力、そんなものの前にまず自分自身であること。シンプ ルだけど、とても力強いメッセージでした。

Oliverとの面談も残すところあと一回。最後はBaxterが投資しているボストンのbio-tech firmをOliverと一緒に訪問するという企画です。驚いたのはOliverのようなMarketing Directorが研究開発の最上流であるbio-tech firmを頻繁に訪れてコミュニケーションを取っているという事実。私はもともと製薬会社のR&D出身で、Kelloggで学びたいと思っていた テーマのひとつがR&DとMarketingのコミュニケーションでした。次回の訪問でその一端を垣間見ることができるのが今からとても楽しみで す。

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このページは、Kellogg在校生が2008年3月10日 23:15に書いたブログ記事です。

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