食文化交流の場:Asian Food Festival

ケロッグの在校生ブログの記念すべき第1回ということで、僭越ながら私1年生のH.S.が今回は担当させて頂きますので、宜しくお願いします。


海外に生活する人が特に「気になるもの」の一つとして食事があります。今では何処に行っても世界各国の料理が堪能できる時代になりましたが、そうは言っても食べ慣れた母国の料理は気になるもの。

我々留学生も自分の国の文化や伝統を語る上で食事というのは非常に重要なファクターになっています。ケロッグでも食事、それも特にアジアにフォーカスしたAFF(Asian Food Festival)というイベントが毎年行われており、今年も1月25日金曜日の夕方からジェイコブスセンターで大勢の入場者を集めて開かれました。

 

当該イベントはAMA(Asian Management Association)というアジア系の学生が中心となって運営されるクラブ主催で開催されており、私ともう一人の1年生は"Japan Rep"というAMAと日本人コミュニティーとの橋渡しの役割を担っていることから、今回のAFFの「日本ブース」の出店の運営を担当することになりました。このイベントは一人15ドル(前売りは一人12ドル)の入場券を買った人は、7カ国中4カ国のアジア料理の皿を楽しむことが出来ることになっています。各国とも自国の食文化の威信をかけてアジア各国出身の学生が料理を準備するのが恒例です。

 

日本人たるもの、基本的にはパン、肉、ポテトのコンビネーションで食事を済ませられるアメリカ人(言い過ぎ?)と違い、食事に対するこだわりは誰にも譲れない!と思っていたのですが、いざ実際に、(1)安くて(予算が限られています)、(2)簡単に準備できて(手の込んだ調理をする場所はありません)、 (3)世界各国の人の口に合う(宗教や文化も考慮しないといけません)、という条件を考えると意外と選択肢は限られてくることに気がつきました。

 

1週間ほど前から、車で40分程離れた場所にある日本食スーパー(日本で買える大体のものはあります)と25分程の韓国食スーパー(巨大なスーパーで日本食も比較的ものが揃っています)を何度も往復し、どのような食材が調達可能でどの程度の費用がかかるのか、という点を予算とにらめっこしながら検討し、最終的には、(1)たこ焼(たこ焼粉を購入し、日本から持ってきた3台のたこ焼機で手分けして600個を手作り)、(2)寿司(やはり日本食といえば外せないものの大量に作るのは困難な為、誰でも食べやすいカリフォルニアロールをスーパーで購入)、(3)枝豆(手軽に準備できるおつまみとしては最適)、の3点を用意することにしました。

 

韓国スーパーではたこの価格をめぐって英語の喋れない店員と交渉したり(冷凍だこと生のたこがあったのですが、何故か価格の計算は重さ単位だったので、氷で重さがかさ上げされている冷凍だこの方が同じ1杯でも倍以上高いんです。。)、買出し日が極寒だったりと色々ありましたが、本当に大変なのは当日の準備です。奥様も含めた日本人のご家庭4家族に協力頂き、日本から持ってきたたこ焼機合計3台(それまでも日本人の間では何度かたこ焼パーティをやって頂いていました)で300個近くのたこ焼を手順よく準備した現場は、本当に大変だったようです(私自身は買出しに行っていたのですが)。

 

そんな努力も実り、夕方5時からのパーティ開始と同時に日本人在校生10名以上の方に常時お手伝いを頂き、合計250名程度のお客さん(殆どがケロッグ生です)に料理を提供することが出来ました。枝豆と寿司はかなりケロッグ生の間でも良く知られるメニューで好評だったのですが、我々が心配したたこ焼も思いのほか大好評でほっとしました。現場で半分程度をたこ焼機で「生で」焼いた為、最初は電圧の関係で上手くたこ焼機が作動しないなどの問題も発生しましたが、ケロッグ日本人学生伝統のチームワークによりラーニングカーブは瞬く間に上昇を見せ、オペレーションが軌道に乗るまでそれ程時間は掛かりませんでした。

 

たこ焼は見た目が不思議なのか「これは何が入っているのか」と質問する人も多く、我々も「中にたこが入っているが大丈夫か?」と確認してサーブしましたが、たこが駄目な人もいると思い野菜が入ったものも用意していました。私自身も何人かの友人から「このたこ焼は特に素晴らしい」と褒められました。オランダ人のクラスメートからは「たこ?そんなの食べられないからあげる」と言われてしまいましたが。。。アメリカではたこは"悪魔の魚"と言われていると聞いたこともあって本当に食べてくれるか心配でしたが、近年の世界各国での寿司のプレゼンスの高まりにより、抵抗が無い人が増えているのではないでしょうか。

 


 

AFF 036.jpgのサムネール画像

 

 

当日は合計でアジア7カ国(中国、インド、フィリピン、インドネシア、タイ、韓国、日本)からブースが出され合計で300名程度の来場があったようで、ケロッグ生のかなりの割合がこのイベントに来て頂いたことは嬉しい限りです。但し、個人的には「国際交流」や「文化の交流」はこのような派手な単発イベントよりも、寧ろ日常的で地道な学生間のインターアクションを通じて徐々に深まるものだと感じています。そうは言うものの、このようなイベントを通じて、少しでもアジアやアジアの中での日本を良く知って貰うのも日本人学生としての大切な役割だと感じています。今から来年は日本ブースにどのような料理が並ぶか楽しみでなりません。

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このページは、Kellogg在校生が2008年2月 4日 06:53に書いたブログ記事です。

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