Blog Guide (お勧め記事へのリンク集)

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お勧め記事へのリンク集を作成しました。

初めての方は、以下の「続きを読む」の横をクリックしていただき、是非ご興味のある記事を探してみて下さい。

 

また、受験生向けウェブサイト(http://www.kelloggalumni.jp/Prospective/)の方も更新しましたので、是非ご覧下さい。特に日本人学生サーベイの項(http://www.kelloggalumni.jp/Prospective/facts/survey.html)では、ブログと同じく在校生のKellogg lifeに関する様々なコメントを見ることができます。



Kelloggはシカゴから車で30分離れたエバンストンという町にあります。日本から直行便が到着するオヘア空港からもタクシーで40分程度と非常に好立地です。かつてのエバンストンは飲み屋もほとんどなかったと教授陣は懐かしみますが、今ではバー・レストランはもちろんのこと映画館や高級マンション等も建設され、ノースウェスタン大学の学生とシカゴダウンタウンに車で通う富裕層の町となっています。アメリカの都市とは思えないほどきれいなのに加え、治安も非常に良く、バー等から夜中に女性がぶらぶら歩いて帰っても全く心配がないほど安全です。その環境もKelloggがファミリーフレンドリーと呼ばれるゆえんではないかと思います。



「竹馬の友」、という諺がある。

幼少時代からの、損得勘定を一切抜きした中で無垢に育まれた、そんな友情。幼馴染。

普段連絡を蜜に取り合っていなくても、数年に一度しか会わなくても、会えば隔たった時間は瞬時に埋まり、過去の与太話や四方山話に花を咲かすことが出来る稀有な存在。大人になって少なからず表層的になった自分の、本質や弱さをいつも暴いてくれる。

大学を出て社会人になってからできた友人も勿論いるが、無意識の内にも何処となく繋がりの弱さを感じている自分がいる。互いに肩書きを外し一個人の人となりを見た上で友人となっているのか、「○○に勤務する××さん」とした前提の下に成り立っているのか。色眼鏡というかなんというか、友人関係構築にあたって雑音が入る気がする。

もうかつての学生時代のような、腹を割って気の置けない友人を作ることは難しいことだと考えていた。



はじめて、ケロッグのブログに投稿させて頂くClass of 2011TMです。ケロッグに合格したのが昨年3月だったことを考えると、あっという間に1年 以上が過ぎてしまった事になります。去年の今頃から渡米した7月までは仕事の引継ぎをしながら、住む場所を決めたり、送別会をしてもらったり、どの予防接種を受けないといけないのか色々と悩んだりしておりました。今年合格された方もそろそろ進学先が決まり、そろそろ渡米に向けた準備に入っているのではないかと思います。それと同時に私のような私費の方々にはMBA合格者向けのセミナーやイベントの案内が来だしている頃ではないでしょうか。会社を辞め、私費でMBAに 進学をしている私(しかも家族持ち)として はMBA後の就職先は非常に重要で、とりわけ1年 生の夏休みに行うインターンシップはその足がかりとなる貴重な時間です。幸い、私はインターン先も無事に見つかり、来月中旬から日本でインターンを行いますが、これまでの1年間を振り返り、どんな就職活動をしたか、またケロッグに来て良かったと思える ポイントについてお伝えしたいと思います。来年以降のMBA入学を目指している私費の方にとって も、就職活動ってどんな事をするのかというイメージを持って頂くにはよいかと思います。

 

まず全体スケジュールですが、大きく分けると3つに分かれます。

1.   渡米前、日本での活動

2.   渡米後、ボストンキャリアフォーラムまでの活動

3.   渡米後、ボストンキャリアフォーラム後の活動

 

具体的な活動としては以下のような感じです。

渡米前

5~8             日本で開催される各種キャリア・セミナー、コンサルティングファームや投資銀行のイベント(会社説明会+懇親会)に参加

渡米後

9~11               コンサルティングファームがシカゴにて日本人MBA生向けに懇親会 や面談を実施

            ボストンキャリアフォーラムに参加する企業(投資銀行や医療・製薬の会社)が事前に電話面接を実施

11/20~22           ボ ストンキャリアフォーラムに参加

12~3               ボストンキャリアフォーラムで面接を行った会社とフォローアップ面談

                        一部のコンサルティングファームがOn-Campusで面接を実施

                        学校のCMC(キャ リアマネジメントサービス)を通じてインターンの申し込み、面接を実施

 

 

 

もちろん、アメリカでの就職、インターンを考えている方やMBA向けに定期採用をしていない企業への就職を考えている方は上記スケジュールとは異なってきます。

アメリカでの就職を考えていらっしゃる方は以下のブログ記事をご覧頂くことをお勧めします。

MBAアメリカ就活マニュアル (全部で7回にわたって連載されております)

http://www.kelloggalumni.jp/kellogg_life/2009/06/mba733.html



Class of 2011KIです。今回は自分の2年間のKellogg生活において、間違いなくハイライトの一つになるであろうGIM (Global Initiative in Management) Japanプログラムでのリーダーシップ経験に関して書きたいと思います。プログラムの中身に関しては校則もあり、且つ訪問先企業との絡みもあるので詳述は避けますが(すいません)、このプログラムを通じて何を学んだか、何を得ることができたかという点にフォーカスして書いていこうと思います。

先ず、GIMの説明ですが、GIMGlobal Initiative in Managementという冬学期の選択科目の一つです。1月から3月中旬まで特定の地域・国の歴史・文化・経済・ビジネス等に関する講義を3時間/週のペースで約10回行った後、3月中旬から下旬の春休み期間を利用して実際にその地域・国を実地研修の為に訪れ、最後に4-6人のグループ毎に自ら定めたテーマに沿って論文を纏めて締め括るというプログラムです。2010年度は南アフリカ・ブラジル・中東・インド・中国・東南アジア・日本と、発展途上地域におけるヘルスケア支援を目的としたザンビアの計8つのプログラムの中から選ぶ格好になっていました。GIMが他の選択科目と絶対的に違う点はカリキュラムの構成、授業で使うケースやリーディングの教材、ゲストスピーカーの招聘、実地研修での訪問企業の選定・アポ取り・旅程のアレンジ等これら全てを学生リーダーを中心に、参加している学生全員で作り上げていくということで、Student-Drivenのケロッグのカルチャーを体現している目玉授業の一つであることは間違いないと思います。

自分はGIM Japanを選び、且つそのメインリーダーを同じく日本人の同級生と一緒にやったわけですが、少なからず周りの友達から「折角の機会なのにどうして日本を選ぶの?日本のことはもう良く分かっているだろ??」と突っ込まれました。確かに、まだ一度も行ったことがない地域であるアフリカや南アメリカへの興味は大いにあったものの、自分の中ではなぜGIM Japanを選ぶのか?、且つなぜそのメインリーダーをやりたいのか?という点において明白な理由があったので迷いは一切ありませんでした。(以下が主な理由。)



ハリー・クレイマー(Harry M. Kraemer)教授が、昼のセッションで、「クリスチャンとして人生の選択に優先順位をつける」と題して講演した。同教授は、製薬企業バクスター・インターナショナル社(フォーチュン500で185位)の元会長兼CEO。

ポイントは以下のとおり。
・人の多様な価値観を尊重すべき。自分はなにが正しいかを知らない。ただ、強い意見なら沢山持っている
・人生は短く、大義のために生きる。それが目的
・目的がはっきりしていれば、そのための手段はおのずと見えてくる
・日々、自省の時間を設け、自分の目的を確認し、自分の行いがその目的に沿ったものであるか振り返る
・ある人から問題が起こったと聞いたとき、それが本当に驚くに値することなのか、疑問に思うことがある。例えば、子供の巣立ちが予想できたのに、大きな家を買ってしまったなど、大抵予見できる話
・なにも持たずに生まれてきたのだから、なにも持たずに次ぎに進む
・車は型落ちだし、簡素な家に長年住んでいる
・物質的なものにとらわれると、自分がなにを大切にしているのかが見えなくなる
・最終的には自分の主義信条を貫き、そぐわないときは、次に進む。その選択をする力がある
・優先順位を見失わないこと。自分にとっての優先順位は、信仰、家族、社会貢献

***感想***

ケロッグでは、日々、複数のランチセッションが開催されている。
外部講師や学生による、「就職活動必勝法」、「エクセル上達術」といった実践的なもの、企業のトップによる「ルイヴィトンのマーケティング戦略」といった企業戦略に関するもの、教授陣による各分野についての小話など、内容な様々。エンターテイメント性もあり、さながら観劇する演劇を選ぶような楽しさがある。

クレイマー教授の今回の講演テーマは異色で、宗教に根ざす価値観と企業人としての生き方を重ねて見せたものだ。同教授はCFOも務めているが、企業の目的・ゴールが、利益の最大化であるのに対し、同教授の人生の目的・ゴールは、大義のために生きることだという。

同教授は、クリスチャンであることで、目的を持ち、そのための手段を考え、実行し、自省するという、いわゆる人生のPDCAサイクルを実践している。目的を明確化させ、PDCAサイクルに乗せるというのはP&GのCEOが述べていた点とも重なる。
http://duck-dive.blogspot.com/2009/10/p.html

こうした複眼的な観点からビジネスを考えることができるのも、貴重な機会だ。なお、ケロッグの正式名称は「ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント」であり、学位はMBAだが、「○○・ビジネス・スクール」といった名称を使っていない。

なお、以下は講演を聴いて疑問に思った点。
・宗教を持たない人はどのように目的を設定すべきか
・クリスチャンとしての価値観と、企業人としての価値観はどの程度合致するか
・平均的な大多数の人は、自分の主義信条を貫き通すことの厳しさを知っているのではないか

セブン・イレブンCEOのジョセフ・デピント(Joseph DePinto)氏が5月13日(木)、
ケロッグで講演した。同CEOはケロッグの卒業生で2005年に同社CEOに就任した。
以下、要旨。

セブン・イレブンは1927年にアイスハウス(製氷店)として発足、
現在世界16カ国に38,000店舗を抱える。
マクドナルドの120カ国、32,000店舗と比べると、
特定の地域に集中して出店していることがわかる。

同社を巡る米国における環境としては、
(1)雇用悪化、(2)人種の多様化、(3)グリーン意識の高まり、(4)健康意識の高まり、(5)付加価値、低価格重視、などがあげられる。
こうした状況に対応すには、まず、顧客視点で考えることから始める。
顧客が考える要素は、(1)品質、(2)サービス、(3) バリュー、(4)清潔さ、(5)品ぞろえ(assortment)。
次に重要なのはフランチャイジーをモチベートすること。

顧客やフランチャイジーを考える際に重要なことは、
CEOを頂点としたヒエラルキーに基づいた発想を転換し、
顧客を最上層に持ってくる必要がある。

また、全社で統一したバリューシステムを浸透させることも必要だ。

健康意識の高まりや規制の強化を受けて、
これまで、利益の大きな部分を占めていたタバコの販売が低下している。
これを補うのがホットフードやコーヒーの販売だ。

また、若年層のコンビニ離れが深刻で、同社では若年層への再浸透を図っている。
クレジットカードを持っていない層へどのように売り込むか工夫が必要だ。

流通面では、卸センターの集約化を図っている。

***感想***
日本のセブンイレブンの店数は約12,000店と米国の約6,000点の2倍。
コンビニという業態のカギを握っているのは、人口密度の高い都市部における利便性の追求にある。
利便性を売り、そのための配送コストをかける、という戦略だ。

人口密度の高い日本においては、ドミナント出店を行うことで顧客にとっての利便性を高めるとともに、
配送コストを抑え、高い収益性を確保している。
一方で、米国は、場合によっては、都市部においても人口密度が日本ほど高くないため、
ドミナント出店を行いづらく、配送コストも高くつく。
市場の特性がコンビニに向いていないと思われる。

一方でウォルマートのような大規模店舗は、人口密度の低い米国に適したモデルであり、
逆に日本市場にはあまり適したものとは言えない。

つまり、利便性や配送コスト、車の利用の頻度など、市場特性に応じて、
適した小売り形態が異なるということ。

Why MBA? という問いには、皆自信を持って答えられるものである。キャリアチェンジを図りたい、ビジネスを体系的に勉強したい、英語環境で働けるコミュニケーションスキルを身に付けたい、世界の将来のリーダーとネットワークを築きたい、などなど。しかしWhy that school? という問いの答えを見つけるのはなかなか難しい。トップスクールであれば、どの分野でもトップレベルの教育が受けられる。Kelloggと言えばMarketingが有名だが、他の分野についてもバライティに富んだ数多くの授業があり、全米を代表する教授陣が集まっている。将来学者になるなら話は別だが、グローバルに活躍できるビジネスマンとしての素養というレベルは、どのトップスクールもあらゆる分野で十分に満たしていると思う。学べる分野、学べる内容の質の高さでトップスクールを区別するのは難しい。

では、どこで区別をするのか。例えば、気候で選ぶ人がいるだろう。西海岸の温暖かつのどかな気候に憧れを持つ人は多いかもしれない。しかし、どこに行っても住めば都である。Kelloggのあるエバンストンも夏は非常に快適であるし、冬の寒さも意外と慣れてしまう。他に、卒業生の就職先で選ぶ人もいるだろう。しかしあの統計は大多数がアメリカ人を占める学生全体のデータに過ぎず、日本人という特別なセグメントに属する我々にはあまり参考にならない。Kelloggの学生で金融系からインターンシップをもらう人もたくさんいる。また他に、純粋にランキングを重視する人もいるだろう。だが、Top tierのグループに入っている学校の差なんて非常にMarginalであるし、そのグループの中でどこの学校だからよりブランドがあって、ビジネス界で有利になるなんてことはない。ランキングの数字だけで学校を決めてしまうのは非常にもったいない。

実は私も、決め手を見つけきれずに学校を決めてしまった人間の1人である。複数の学校から合格をもらったが、最終的には話した在校生、日本で会ったアルムナイの方とのフィットでKelloggがよさそうだと感じて決めた。今思うと少し軽率だったかもしれないが、実際Kelloggに入ってみて、Kelloggのカルチャーを肌で実感する中で、今は鮮明にWhy Kelloggが見えてきている。今は自信を持って、自分が正しい判断をしたと言える(あくまで結果論になってしまったが・・・)。今回は私の中での今だから語れるWhy Kelloggについて、思うところを述べていきたい。



 「健康的な食事」は、留学生活で最も確保の難しいライフライン。食事には、外食、自炊、弁当・テイクアウト、誰かに作ってもらうといったパターンがある。ただ、残念ながら、自分には今のところ誰かに作ってもらうという選択肢はない。

 食事について考えるべき評価軸は、スピード(時間)、健康度、お金、料理の技術の必要性、味として、評価レベルは3段階で、良い順に、○、△、×としてみる。なお「技術」は、自分に料理の技術が必要なくて済むほど評価が高いことにしよう。 

食事の選択肢の評価

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 時間のない生活では、相反しやすい「スピード」と「健康」の両立が課題になる。日本のように、ある程度健康的な総菜屋などがあれば、一発解決だ。だけど、米国にはない。

 自分のニーズと食事の選択肢の評価を比べると、スピードを最重視した場合は、弁当・テイクアウトが解になる。ただ、これでは、健康を確保できない。健康がクリティカル・ファクターだとすれば、選択肢は自炊ということになる。問題は、自分のニーズと乖離している、「スピード」と(自分の料理の)「技術」の向上がどれだけ可能か、という点だ。だから、料理のスピードを向上するオペレーション改善は、ライフライン確保のための必須の取り組みなのだ。

 自炊の目的は、野菜を多く使った健康的な料理を作ること。野菜は、炒める、煮る、蒸すなどすることができるが、今回は「煮る」を取り上げ、シチューを作る。

 

シチューを作るには、次の様なプロセスをたどる。

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 このプロセスでは、「煮る・アクを取る」を終えるまでに45分かかる。それ以降のプロセスの料理時間は、電磁調理器を使えば、それほど神経を使って見張る必要はないので、あまり気にする必要はない。

 さて、1食あたりの料理時間は、「1食あたりの料理時間=料理時間÷食数」のように考えることができる。料理時間を変えずに、食数を増やすことができれば時間短縮になる。例えば、シチューであれば、料理時間は1食分でも5食分でもそれほど変わらない。したがって、時間を節約する有効な方法の1つが、1回の料理で大量生産して食数を増やすことだ。

 このようにすれば、例えば5食分作れば、1食あたりの料理時間は、45÷59分となり、スピードは、弁当と大体同じ「良」の水準となる(ただし、食材の調達時間は、ここには含まれていない)。だた、そのつもりで、大量に作って、火を入れながら3日ほど常温保存したころ、酸っぱくなってしまった。そこで、常套手段である「小分け冷凍保存」を行うことで、数日に渡って、シチューを食べることができるようになった。

 ただ、この方法では、大量生産した一種類のシチューしか食べることができない。上記のプロセスを辿って、別のシチュー系料理のクリーム・シチュー、ハヤシ・ライス、カレーなどを作ることは可能だが、冷凍庫内のスペースには限りがある。次々に大量に作って在庫を過剰に積み上げることはできない。

 そこで、もう一度、プロセスを確認しよう。各シチュー系料理は、「煮る」までのプロセスを共有している。ここで出来上がっているのは、かなりダシの効いた肉野菜スープだ。ちなみにこのスープは、そのままでも十分においしい。

 この共通プラットフォームに各シチュー系料理の元を加えて行く訳だが、その際に、このスープをより小さな鍋に分けて移し、その時食べたい元を加えれば、好きなシチュー系料理を少量ずつ食べることができる。時間的なコストを抑えたまま、多品種少量生産が可能となる。 

 

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 元となる大きな鍋のスープは、分けて煮詰めたシチューに比べかなり水っぽいので、火を継続的に入れても焦げず、保存が利く。あるいは、このスープを少し煮詰めて濃縮して、ボリュームを減らした上で小分けにして冷凍し、解凍時に水を加えて、各種シチューの元と混ぜで煮込む、という方法も採れる。

 このようにして、シチュー系料理におけるスピード、健康、味(バラエティ)、お金などの要素を同時に改善することができる。自分にとっては発見だったが、料理をよく知る人には、当たり前の「生活の知恵」に過ぎないのかもしれない。

 

Kellogg Marketing Conference

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去る1月22、23日と二日に亘ってKellogg Marketing Conferenceが開催された。Marketing分野で世界一のKelloggが主催するこのConferenceは参加者約700名の盛大なイベントで、入学前から興味があったので迷わずSign upした。今年のテーマは“Stay relevant.  Don’t just keep up.  Move ahead.”和訳すれば「的確に消費者ニーズに答える。周りのペースに合わせるのではなく、集団から抜け出せ。」と言ったところか。世界的な不景気で世の中が混沌とし、また様々な情報が氾濫する現代において消費者の心を的確に掴みInnovationを駆使して他にはない(マーケティング)ソリューションを提供するというお題である。第1日目はChicago Campusにて企業、Kellogg卒業生のみ対象にKellogg教授陣からのMarketing最前線の報告やゲストスピーカーによる招待講演が行われた。そして第2日目はEvanston Campusにおいて、さらに細かいテーマに分けてパネルディスカッション形式で意見交換がなされた。例年通り、チョコレートのHershey会長兼CEOやRed Lobster、Olive Gardenなどを手掛ける世界最大のレストランチェーン運営会社Darden RestaurantsのCOO等経済界の大物が名を連ねた。


http://www.kellogg.northwestern.edu/MarketingConference/marketing_conference.html

私が個人的にプログラム全体から感じ取った共通のテーマは「社会貢献とそれへの消費者の主体的参加」である。米国では社会・Communityへの寄与度が企業価値を測る大きな柱として定着しており、企業が社会に施した善を一般消費者が商品・サービスの購入という形で間接的に評価している。ただ、昨今のトレンドは更に踏み込んで、一般消費者が直接的に商品、サービスを通じてCommunityに貢献することができるビジネスモデル・仕掛けが鍵であると言う訳だ。例えば、Luna Barという女性向け健康食品のプロモーションでは、ファンクラブを設立してActive Lifeを送る会員同士が自己啓発できるPlatformを提供したり、またがん予防効果のある食品を供給しつつ、会員らによるBreast Cancer Fundへの支援活動をサポートする。一般的に日本のビジネストレンドはアメリカの後を追っていると言われるので、近い将来、日本でもこれが主流になるのではないだろうか。

話が少々脱線するが、このようなトレンドが生まれる要因の一つとして文化的違いも見逃せないだろう。そもそも、米国人はボランティア活動に対して非常に前向きで、地域社会はもちろんのこと世界レベルで恵まれない人々に手を差し伸べるべきというメンタリティーを持ち合わせている。このボランティア精神は宗教観から来ている側面も大きいと思われる。ここで興味深いのは、日本人は一般的にモラルが高く人助けを善とする国民性であるにも関わらず、このような動きが相対的に少ないことである。これは日本が歴史的に単一民族として長らく発展し、その対象が内向きであることに起因しているからではないかと思う。従ってGlobal Communityの一員として日本の成長を考えたとき、国民一人ひとりがグローバル視点で社会貢献の価値を理解し、主体的に実践する必要があるだろう。そしてその動きを牽引するビジネスリーダーの果たす役割は殊更重要になる。

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