Kellogg One-Year MBA Programのご紹介

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Class of 2016のLSです。

今日は、Kelloggが近年力を入れている1年制MBAプログラムについてご紹介したいと思います。私自身は20156月に本プログラムを開始し、20166月に卒業予定です。

Kelloggは米国MBAトップスクールの中で(おそらく)唯一1年制プログラムを展開しており、年々学生数を増やしてきています。私は1年制プログラムに絞って学校選択を行い、かつ米国の教育システムで学びたいと考えていたため、このプログラムは恵みの選択肢でした。

一方、Class of 2016の同級生130人弱のうち日本人は私1人、ということから分かるように、おそらく日本人のアプリカントの方々にとっては馴染みの薄いプログラムなのではと思います。

詳細・最新情報については公式ホームページ等を確認頂ければと思いますが、以下が本プログラムの概要及び自身の体験をふまえた特徴です。

·       1年間でMBAの学位が取得できる

o   夏学期(6月下旬?)から始まり、翌年の春学期(4月?)で終了

・  夏学期・秋学期・冬学期・春学期の4クォーター

・  Class of 2016の場合、20156月開始、20166月終了

o   最初の夏学期に2年制MBAの「1年目」に相当する科目を学び、秋学期からは「2年目」として授業を選択

・  夏学期は、全員共通の必修に加え、個々のバックグラウンドに応じた選択必修、及び選択科目を履修

・  秋学期以降は、2年制MBA2年生と同じ選択科目の中から授業を履修可能

·       130名弱の同級生と強いつながりができる

o   2クラスのみのため、ほぼ全員、顔と名前が一致する

o   夏学期中に非常に仲良くなれる

・  ほとんどの学生が夏休みのタイミングで学期が始まるため、空いているキャンパスとエバンストンを満喫

・  夏学期には1年制プログラムの同級生大半が参加するパーティーやイベントが毎週のようにあり、ネットワーキングには最適

·       多様なバックグラウンド・価値観の学生と関われる

o   (これから多くなるかもしれませんが)日本人が少なく、必然的に日本人以外と関わることが多い

・  海外在住経験のなかった私にとって、この環境は語学の面で非常にありがたい環境でした

・  10か月間のエバンストン生活のうち日本語で会話をしたのは両手で数えられる程度だと思います

o   スポンサーシップの学生が多いものの、限られた時間で短期決戦の就職活動をする同級生も多く、刺激が受けられる

o   PEIB、コンサルティング、会計等のプロフェッショナルファーム出身者に加え、事業会社出身者やアントレプレナーなども混在しているため、色々な視点を学べる

正直、今は「1年は効率的だったけど、こんなに楽しいなら2年間にすれば良かったかも、、、」とも感じているのですが、やはり最高の仲間と濃縮された1年間を過ごせる本プログラムはとても魅力的だと思います。

短期間でMBAを取得したためにヨーロッパの学校にしかアプライしない方がもしいらっしゃったら、ぜひKelloggOne-Year MBAもご一考いただければと思います!

 

(プログラムへアプライする条件等については、Webページやアドミッションにご確認ください)

 

One-Year MBA Program Classmates in CIM (Complete Immersion in Management) Week

One-Year MBA Program Classmates in CIM (Complete Immersion in Management) Week2.jpg

2016年6月8日(水)、東京にて、Kellogg-HKUSTエグゼクティブMBAの説明会を開催致します。

本プログラムはKellogg School of Managementとアジアのトップスクールである香港科技大学(HKUST)のジョイントプログラムで、忙しいエグゼクティブ層向けに週末を中心とした構成となっております。

英Financial Times紙のグローバルランキングでは過去9年間に6度ナンバー1にランクインするなど高い評価を受けております。当日はメインキャンパスとなる香港よりアドミニストレーションとプログラムの責任者が来日し、本プログラムの特徴をご説明いたします。また、卒業生による経験を直接聞いて頂くことも予定しております。


【日時】 2016年6月8日(水)19:00-21:00 

【場所】 グランドハイアット東京 ドローイングルーム(2F)

           (〒106-0032 東京都港区六本木 6-10-3)

【内容】 1.プログラムの紹介、2.卒業生によるパネルディスカッション、3.Q&A

【申込要領】 ご参加いただける方は、下記URL(開催場所TOKYOの欄をご覧ください)よりご登録をお願い致します。

http://emba.ust.hk/events/?utm_source=Alumni%20Club%20Japan&utm_medium=article&utm_content=event%20details%20blog&utm_campaign=Tokyo%20Jun%202016


お席に限りがありますのでお早めのアクセスをお願い致します。

上記内容は変更となる可能性がございます。最新の情報は上記URLにてご確認ください。

プログラムについてのご理解を深めていただき、エッセイ・インタビューに向けたご準備にお役立ていただける良い機会かと存じますので、多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

Class of 2016のJAです。
早いもので今週のFinal ExamでFall Quarterも終わり、私たち二年生はKelloggでの生活も残りあと半年あまりとなりました。そんな中で強く感じているのが、まだまだ取りたい授業がたくさんある!ということです。私は元々Marketingに関心があってMBAを志向したのですが、実際授業を受けてみるとそれ以外の科目も面白い授業が多く、結果的にはこれまでのところMarketing、Finance、Strategyなどの授業をバランス良く受講して、とても二年間では自分の取りたい授業を全て取り切れないと感じています(そんなわけで、あと残り2 Quarterでどの授業をとって、どれを見切るかということに頭を悩ませています)。


一方で、期待していたMarketingの授業はどうかというと、こちらも評判通り素晴らしい授業ばかりで、教授陣はビジネスの経験も豊富ですし、CPGの企業が多く所在している中西部という立地から多くのゲストスピーカーが頻繁にいらっしゃるなど、ただの理論ではなく実際の事例に基づいた生きたMarketingが学ぶことができていると感じています。つい先日もケースの講義の最中に、ケースが書かれた当時その商品の担当マネージャーだった方が飛び入りで参加してくださり、実際の当事者から何故その戦略をとったのかということから、社内でどのような論議があったのかといった点まで説明してもらい、非常に深い内容を学ぶことができました。また、Marketingだけで30以上の授業提供されており、幅広い関心に対応することができることも魅力の一つだと思います。

 

ということで、前置きが長くなりましたが今回はKelloggの数あるMarketingの授業の中で、私が昨年度の春学期に受講したConsumer Insight Competitionという授業についてご紹介します。
この授業はスポンサー企業から与えられた課題に対して、授業で学ぶマーケット調査の手法を用いて実際に消費者へ調査を行った上で、最終的に5人一組のチームで提案を行うという、一般の授業とケースコンペティションをミックスしたような授業です。昨年度は大手のビールメーカーがスポンサーとなり、米国の若者(ミレニアル世代)のビール離れが進んでいる中で、同社のビールブランドをどのようにその世代に対してマーケティングすべきかというお題に取り組みました。特に、ミレニアル世代は友達同士などの社交の場の目的や持ち方がこれまでの世代と比べて変わってきており、それが社交の場でよく飲まれるビールを敬遠することに繋がっているのではないかという問題意識の下、ミレニアル世代の社交の場およびアルコールに対するニーズを深掘りしていきました。
この授業のもう一つの特徴は、Ethnographyという人間のありのままの行動を観察することによって、アンケート調査等ではわからない消費者の隠れたニーズを探る、近年多くの企業に注目され始めているマーケット調査の手法を用いることです(概念自体は昔からあるようですが)。授業の中でEthnographyについて学び、それを課題に対するマーケット調査のために実際に用いることで、この手法についての理解を深めていきました。
実際の授業の構成は大きく以下のように分かれています。

 

講義:主にレクチャーやディスカッションを通じて、競争優位につながるConsumer Insightを発掘する方法、特にそのための手法を学習しました。教授自身AbbottやCoorsでのMarketingでの経験が豊富で、自身の経験や有名企業の実例を用いてレクチャーしてくれる他、Ethnographyの専門化やSC Johnson、Groupon等のゲストスピーカーからもEthnographyの実務や企業のベストプラクティス等を学びました。またAssignmentを通じて授業で学んだ調査手法を実際に友人や家族相手に実践することで、Ethnography等の手法を用いたマーケティング調査への理解を深めていきました。

 

マーケット調査:各グループがKelloggとは全く関係のない2人のミレミアム世代の被験者をアサインされ、(1) 被験者の自宅でのインタビュー、(2) 被験者とその友達との社交の場への同席、という2つのフェーズを通じて、彼らの社交の場でのニーズやアルコールに対する嗜好を調査しました。
私は、アメリカ人3人とウクライナ人と一緒にグループを組み、そのうちのアメリカ人2人とともに昨年Main大学を卒業したばかりのA 君に対して調査を行いました。Ethnographyでは被験者に心を開いてもらい、ありのままの姿で答えてもらったり行動してもらうことが重要なため、インタビューではまずはある程度時間をかけてice breakをしたあと、友達と集まって行うこと、お酒の好み、具体的な消費パターンなどを掘り下げて聞いていきました。3時間にも渡るインタビューの中で、こちらの質問に対するA君の回答だけでなく、彼の行動や部屋の中等も観察することでA君の嗜好および根底にある価値観を探っていきました。また翌週には、A君および友達二人がスポーツバーで飲むところに参加し、飲み会中の会話、行動、注文した飲み物、それらをどのように飲んでいたかなどを観察しました。

 

プレゼン (1):各グループがマーケット調査の結果を授業の中でプレゼンすることで、クラス全員で16人の被験者の情報を共有しました。その後この16人の情報をもとに、各チームでミレニアル世代のアルコールに対するニーズ等を分析し、プレゼン (2)に向けた提案内容を準備しました。

 

プレゼン (2):授業の最終週にスポンサー企業のConsumer Insight部門のヘッドを含めた3名および教授に対して、各グループが提案内容についてのプレゼンを行いました。プレゼン後には審査員からのフィードバックを受け、また全グループ終了後にはスポンサー企業から提供されたビールを片手にレセプション&結果発表が行われました。

 

残念ながら、私のグループは優勝することはできませんでしたが、この授業は講義で学んだ内容を実践することで更に理解を深めるというExperiential Learningの側面と、ケースコンペティションで他のクラスメイトと競うという面が合わさっており、他の授業とはまた一味違う学びと楽しさを味わうことができました。アメリカの若者のカルチャーを知らない身としては、人一倍苦労することも多かったですし、マーケット調査やプレゼンに向けたミーティングなどにかなりの時間をとられましたが、実際に自分達でマーケット調査からマーケティング戦略の提案までの一連の流れを経験する中で、改めて消費者のニーズを探ることの大変さや面白さを感じることができました。
また、Kelloggの一つの特徴として皆で何かをやるのが好きな学生が多く、その中で皆が自主性を発揮してそれぞれの形で組織やチームに貢献していることが挙げられると思いますが、このチームのメンバーも例外でなく、5人がそれぞれを補完し合いながら一緒に一つのものを作り上げていく中で、仲間から学び、自らを成長させ、そして楽しむ、というKelloggらしさ満載の経験ができたと思っています。

今般、一時帰国する在校生の主催により、下記要領にて、受験生の皆さまとのコーヒーチャットを開催することとなりました。当日は、Kellogg卒業生も交え、学校生活、キャリア及びMBA受験等について、ざっくばらんにお話をできればと思っております。

参加をご希望の方は下記のリンクからお申込み下さい。

尚、席に限りがありますので先着順にて定員になり次第申し込みを締め切らせて頂きます。

参加登録URL: https://apply.kellogg.northwestern.edu/register/FTCampaignPAmbassadorEvent121615

日時: 2015年12月16日(水)19:00開始-21:00終了予定
場所: AP東京八重洲通り 会議室S (東京都中央区京橋1丁目10番7号KPP八重洲ビル7階)
•    JR「東京」駅八重洲中央口から徒歩6分
•    銀座線「日本橋」駅から徒歩5分・「京橋」駅から徒歩4分
•    都営浅草線「宝町」駅から徒歩4分

なお、本コーヒーチャットは、Kelloggの日本人在校生・卒業生によって自主的に企画されたものであり、出願審査とは一切関係ございません。インフォーマルな形式の会ですので、カジュアルな服装でお越しください。

年末のお忙しい時期かとは存じますが、本会は、Kelloggについての理解を深め、エッセイ・インタビューに向けた準備にお役立て頂ける良い機会かと思います。皆さまのご参加をお待ちしております。

*詳細は添付フライヤーご参照下さい。

KACJInfoSession2015Winter_Coffeechat_EventFlyer_2015.pdf

 

下記のとおり、2015年8月9日(日)、東京にて、MBA受験生のみなさまを対象としたKellogg在校生・卒業生による学校説明会を開催致します。詳細は本記事末尾に添付のフライヤーも合わせてご覧ください。

【日時】 2015年8月9日(日)14:00(開場13:30)-17:00(予定)

【場所】 フクラシア東京ステーション 会議室D

(〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル6F)

  • JR東京駅・地下鉄大手町駅 地下直結
  • JR東京駅 日本橋口徒歩1分
  • JR地下鉄大手町駅 B6出口直結
  • Tel:050-5265-4805(予約センター)

【内容】 1.在校生によるKelloggの紹介、2.卒業生によるパネルディスカッション、3.個別Q&A (進行は日本語で行う予定です。)

【申込要領】 ご参加いただける方は、下記URLよりご登録をお願い致します。

https://apply.kellogg.northwestern.edu/register/TokyoAmbassador-201589

席に限りがありますので先着順にて定員になり次第申し込みを締め切らせて頂きます。

なお、本説明会は、日本に活動の拠点をおくKelloggの在校生・卒業生が自主的に企画するものであり、出願審査とは一切関係ございません。インフォーマルな形式の会ですので、カジュアルな服装でお越しください。

Kelloggについてのご理解を深め、エッセイ・インタビューに向けたご準備にお役立ていただける良い機会かと存じますので、多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

*詳細は添付フライヤーご参照下さい。

KACJInfoSession2015_EventFlyer_20150809.pdf

 

Class of 2016 のMSです。前回に引き続き、今回は私個人の体験を共有できればと思います。

動機

私の場合、日本でPE業務にそれなりに関わっていたこともあり、周囲からは「なぜわざわざ参加するのか」と聞かれましたが、下記のような動機に基づいてトライしました。

  •  日本でPE投資に関わってきた者として、米国市場がどのような進化を遂げているか、肌で感じたかった。
  • MBAの授業がアカデミックに寄っている部分もあり、実務の勘を忘れないようにする&自分のスキルが通用するか試したかった。
  • サマーインターン前にアメリカ人と仕事をする機会を作っておきたかった

金融バックグランドを持つ学生の割合が比較的低いKellogg生の中では、私のような学生は稀と思いますが、それがSelectionの早い段階でオファーをもらえた要因かと思います。そういった観点で日本人であっても金融バックグラウンドおよび金融キャリア志向であれば、オファーを受けやすいのではと思います。

働き方及び10週間の業務内容

NYのPEファームでのインターンということもあり、すべてのコミュニケーションはメールと電話で行いました。具体的には週のうち火曜と金曜は完全にこのプロジェクトのために空けておき、Kelloggのグループワークの部屋を一日中一人で借り切って業務に当たる、という結構ストイックな働き方をしていました。(シカゴのPEファームにアサインされた学生は一週間に一日はオフィスで働く、という形式が多かったように思います。)

具体的な業務内容は下記の通りです。先方のファームが「こいつ本当に使えるのか」モードから「まあ任せていいか」モードに変わっていったのが分かると思います。

【1-2週目】

  • オークションの案内資料をもらいコメントを求めらる。こちらのコメントをベースに何をどれだけできるかを伺っている様子。

【3-5週目】

  • ポートフォリオ会社を活用した別の投資機会の検討を行う。SPCレベルでのFinancial モデルを作成。
  • この辺りから「こいつは日本人だからアメリカのニッチな業界を調べさせるのは酷だけど、モデルや投資の評価をさせるのはできそうだ」という評価を得始めたように感じる
  • 新規投資家へ説明するための想定している前提とリターンをまとめ、資料作成をサポート

【5-7週目】

  • 筋の良さそうな投資案件のInitial Lookを任される。Exclusiveディールとはいえ、情報が限定されているため、外部情報をできるだけ活用しながらOperating CaseとReturn modelを作成。Key DDポイントとディールストラクチャーを検討

【8-?週目】

  • 投資委員会に上記案件をかけようということになり、プレゼンを任される。パワーポイントで20枚程度のDeckを作成、マネジングディレクターおよびOperating Partnerに対して我々のビューを共有しネクストステップを議論(と言っても私のタームは終わるのでそこには関われないのだが)

Learnings

守秘義務を締結しているため詳細は記述できませんが、限られた時間の中でも、

  • Arbitrageを出す源泉としてのインダストリー及びオペレーションへの知見の高さ(=他人が知らないことを知っている、他人ができないことができる)
  • M&Aプロフェッショナルとしてのディールチームのスキルの高さ。一緒に働いた方はクロージング、DD、ファイナンシング等をマルチタスクで完璧にこなしていました。アメリカでプロフェッショナルと呼ばれる人材は総じて非常に優秀です。
  • ガバナンスを効かせた投資先選定のディスカッション(当たり前ではありますが、シニアメンバーがそれぞれ意味のある議論を凄まじいスピードで展開していきます)
  • 非常にLeanな組織体制

といった点が競争優位性として存在していることが実感できました。

このPEファーム、創業されてからまだ一年しか経過していないのですが、この半年で3件をクローズ、私の案件が無事通れば4件目と投資を活発に行うことができており、そのパフォーマンスの背景にはこういった考えが原理原則として運用されているのだと思います。

個人的にも今後自分がプロフェッショナルとして生き残る為に、どう差別化すべきかを考えるよい機会となりました。

 

最後に

Private Equity LabはPE投資が誕生した国でPE投資の現場を経験できる、非常にチャレンジングかつ(ボラティリティはあれ)大きな学びが得られるプロジェクトです。学生としてリスクがほぼない状況でこのような機会を享受できるというのは、MBAでなければ絶対にないと思いますし、Kelloggの中でもキャリアと強くリンクするユニークなものだと思います。

金融業界、M&A等にバックグラウンドおよび興味のある方々にとっては非常によい機会ではないかと思います。

Class of 2016のMSです。

これから二回に分けて、Private Equity Labについてご紹介したいと思います。

まずはPrivate Equity Labの概要から。

担当教授はDavid Strowell教授で、アドバイザリー業務及び投資の実務経験があり、その結果として、幅広いネットワークを持っている方です。(ちなみに、Davidさん、米系投資銀行の日本オフィスでも働いたこともあり、日本語も若干話せます。)

さて、このLabはExperiential Learningの一つに分類されており、内容は至ってシンプル。1ターム丸ごと使って、一人でどこかのPEファームで働いて来なさいというものです。

そして、シンプルが故に他のExperiential learning系のクラスと大きく異なる特徴があります。

  • 学生同士のグループワークではない。全米各地のPEファーム約20?30社それぞれにアサインされるのは基本的に一人で、その期間中は一人のセミプロフェッショナルもしくはインターンとして扱われる。

  • いつどこで働くかはPEファームと生徒間で決めてよいが、一週間に20時間はそのPEファームにコミットすることが必要。 
  • 各PEファームは彼らの業務に具体的に貢献できる学生を希望している。そのときのディールパイプライン、ポートフォリオ企業の状況によるが、彼らにリソースのニーズがある分野で何かしら実務経験があることが求められる。 
  • その為、マッチングのプロセスが就職活動に近い。Resumeを提出後、各ファームが経歴をチェックして何人かに面接をオファー(この時点で声がかからない学生も多数)、その結果を経て各ファームが一人の学生にインターンをオファーする、というもの。

要は“Kelloggのネットワークを使って、PEファームで働く機会を提供するので後は好きにしなさい”というスタンスのプログラムとなっています。実際、ターム中、教授と生徒同士のコミュニケーションは3回しかなく、その目的も生徒とPEファーム間でトラブルが起きていないかを確認することが主目的となっています。

また、一口にPEファームと言っても、ほぼスタートアップに近いサイズの企業に投資するファーム、Search Fundとして特定の業界で投資機会を提供することに特化しているファーム、そして自分の資産を運用するために立ち上げたPEファーム、Funds of FundsとしてPE投資に関わっている投資顧問会社、、と非常に多様なファームで働く機会が提供されています。

よってこのLabは、幸運にもSelectionプロセスを通り抜けた生徒一人一人が、異なるタイプのPEファームで業務経験を積み、その結果得られる学びも多種多様(非常にボラタイル)、という性質のものになっています。

そのため、このLabに対する印象は学生によってかなり異なると思います。自身のポテンシャルを証明し、そのファームでのサマー・インターンシップを獲得する学生もいれば、残念ながら作業屋として扱われて自分のリソースを提供するだけに終わってしまう学生もいます(このケースはKelloggとファーム間で期待値の調整が別途行われることが多いようですが)。

それでもこのLabが学生から非常に人気が高く競争率も高いのは、PE投資プロフェッショナルというキャリアへの興味が高く、経験者の語るチャレンジングな内容が学生の意欲を駆り立てるからでしょう。

 

私の場合は、マッチングの第一ラウンドで4社からインタビューのオファーがあり、結果としてNYのPEファームからリモートワークでのオファーをもらうことができました。その内容は別途、投稿します。

早いもので、Kelloggに入学してから間もなく一年が経とうとしています。先日ご卒業されたClass of 2015の皆さんをお見送りしながら思うことは、エバンストンでの2年間をどのように過ごすかは本当に人それぞれであり、裁量が大きいだけに目的意識と計画が大切になってくるということです。同期入学の友人たちも、学業、資格取得、課外活動、ご家族との時間、旅行にお酒…と、積極的に思い思いのエバンストン生活をデザインしていて、いつも刺激を受けています。この地に居て 黙っていても成長するのは、お腹周りのお肉だけなのかもしれません。うーん、そういえばスーツがきつくなってきた気が…運動も計画的にしないといけませんね。。

さて、私の体重にはいったん目をつぶり、本日は課外活動として携わっている高校のメンタリングプログラムについてご紹介いたします。

 

プログラムについて

私は昨年、3人の学生とともに同プログラムの立ち上げに関わりました。活動内容は、メンターである約10名のKellogg生が定期的に地元高校を訪問し、有志で参加されている生徒の皆さんにビジネスについて学ぶプログラムを提供するというものです。年間12回程度開催したセッションは、ワークショップ形式の講義が約半分、残りの半分は企業訪問、地元企業へのビジネスプラン提案、ケースコンペティションなどとなっています。

ワークショップでは、毎回異なるテーマで、Kelloggのコア授業で学んだコンセプトを高校生が楽しめるような形にして提供します。交渉の講義では、交渉の原則を学んだ上で不動産売買のロールプレイをしたり、チームワークの講義では レゴブロックの早組みなど、高校生が自ら参加する形で学べるように工夫しています。参加型プログラムの最たるものがケースコンペティションです。3?5人のチームに分かれ、地元のトレーニングジムに対するマーケティング戦略を提案するものでした。実際にジムの経営者の方の前でプレゼンテーションを行い、審査員の評価を競ってもらいました。

 

ケースコンペティション前夜

さて、そのケースコンペティションの準備が順調に進み、いよいよ社長さんへのプレゼン前夜、生徒の一人から電話がかかってきました。電話に出るなり「困ったよ?」と言っています。彼曰く、「プレゼンのたたき台を作って皆で相談しようとしていたんだけど、いっしょのチームの皆が連絡取れないんだよね。方針が決まらないと先に進めない。時間がないし、もう無理かも。一応自分の担当分だけ作って、明日の直前ミーティングで相談しようかな、どうするのがいいかな?」

一緒に手伝ってみようか、あるいは細かい指示を出そうかとも考えましたが、悩んだ挙句、とりあえず応援だけしてみることにしました。「明日、社長の前でチームとして良いプレゼンをしなければならないわけだよね。今は大変な状況だけど、自分の担当範囲はいったん忘れて、自分がリーダーだと思って、明日チームとして成果を出すために何をできるか考え、それをやってみたら。君ならできるぞ?!がんば!(←適当)」

「わかった、やってみる」と言った彼が出した答えは、プレゼンの全体像を自分で作り、翌日他のメンバーの意見を聞きながら微調整し、最終的には発表の担当を割り振るというものでした。眠そうな顔で翌日の直前ミーティングに来た彼は、パワーポイントスライドをほぼ完成させ、テレビCMまで自作していました。彼らのチームは優勝こそ出来ませんでしたが、2位に食い込み、社長さんの評価も上々でした。評価もさることながら、困難な状況において、チームとしての責任を全うするためにやるべきことを自分で考え、早朝まで作業して成果を出したという事実は、彼自身の自信となったことでしょう。

 

自信と自主性、そしてKellogg

プログラムを設計するにあたって意識していることは、教えてあげる、という上から目線ではなく、生徒が他者と協力して何らかの成果を出すという経験を得られる環境づくりです。魅力的な環境があれば、生徒たちは成果を出してみようとするし、成果が出れば生徒たちは徐々に自信をつけます。自信がつけば、新たな興味が湧いてきて、自ら進んで学ぶようになり、自ら成果を求めていくようになるのではないでしょうか。経験に裏付けされた自信、そして自主性。こうしたものは、何かを「教えてあげる」だけではなかなか身につくものではないと思います。

これは何も高校生に限ったことではなく、ビジネスの現場で働くいい歳した大人にとっても重要なのかもしれません。そういう意味で、まさにKelloggというビジネススクールは、チームで成果を出すという経験が生み出される環境として良くデザインされていると思います。毎年多様なバックグラウンドの学生がエバンストンに集うと、入学前に共に旅行し、CIM Weekで協力してあれやこれやに取り組んで、秋学期が始まればケースディスカッション、課外活動のリーダーシップ、そしてめくるめくグループワークの数々が待っている… Kelloggで得られるものとして、Collaborateする機会、というのは良く言われることですが、Collaborateする経験を重ねることから生まれる自信と自主性も、大切な収穫になるように思います。

私は来年一年間、代表として同プログラムをリードします。私の下手くそな英語にもめげずに一緒に運営してくれている友人達、ご協力頂いている高校の先生方に感謝しつつ、同プログラムをさらに進化させ、来年一年間運営し切ることを、Kellogg生活中に成し遂げたい目標の第2番目としたいと思います。目標の第1番目は、ダイエットですね…

7月8日にAdmissions Office担当者が来日し、以下のとおりOfficial Information Sessionを開催します。

 

【日時】:2015年 7月 8日(水) 19時00分開始、21時15分終了予定

【場所】:東京都中央区京橋1丁目10番7号 KPP八重洲ビル7階 P+Q会議室

【内容】:第一部: Admissions Officerによるプレゼンテーション / 第二部: 卒業生によるパネルディスカッション / 第三部: 個別 Q&A (学校説明及びパネルディスカッションは英語で行う予定です)

【申込要領】:以下URLよりお申込み下さい。

https://apply.kellogg.northwestern.edu/register/FTMBA-P-TokyoInfo-20150708 

 

*詳細につきましては添付フライヤーをご参照下さい

 

Kellogg Info Session 2015.pdf

 

直接Admission担当者にご質問をいただく数少ない機会となっております。当日はお会いできるのを楽しみにしております。

秋学期のある数日

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Class of 2016のTSです。キャンパスビジットに来られる方からよく聞かれる質問の1つに、「いつもどのような一日を過ごしているのですか?」というものがあります。私も実際の学校生活が始まるまではあまり想像がつきませんでした。以前、別の在校生が「とある1週間の生活」という記事を書きましたが、今回も同様に日常の生活をつづろうと思います。

MBAの入学直後の秋学期は、MBAがまさに始まったばかりで、勉強だけでなく就職活動やクラブ活動などもあるため、いろいろな点で忙しい毎日を送ることになります。私の秋学期の1週間の時間割は以下のとおりでした。全てコア科目(必修)で、1週間4科目/8コマ(1コマは休憩なしの90分)となっています。

 

 

Monday

Tuesday

Wednesday

Thursday

Friday

8:30-10:00

 

FINC

 

 

FINC

10:30-12:00

ACCT

DECS

 

ACCT

DECS

(Lunch break)

(Lunch break)

13:30-15:00

 

MGMT

 

 

MGMT

15:30-17:00

 

 

 

 

 

·       ACCT (=Accounting for Decision Making):会計の基本的な知識を学ぶ。講義形式。

·       FINC (=Finance I):ファイナンスの基本的な知識を学ぶ。講義形式。

·       DECS (=Business Analytics II):統計、データ分析の基本的な知識を学ぶ。Stataというソフトウェアを用いてデータの分析を行う。実際に各自でStataをいじりつつ、講義形式。

·       MGMT (=Business Strategy):ケースを題材に各企業の戦略について分析・議論する。ケースメソッド形式(授業は生徒がケースを読んでくることを前提に進められる)。

全科目に共通するのは、ほぼ毎週なんらかの課題が課されるということと、1学期中に必ずグループ課題が最低2,3個課されるということです。なお、科目ごとにグループの構成メンバーは全て異なるので、必然的にいろいろなクラスメートとInteractionがあります。

 

―――

【月曜日】

09:00 ACCTの授業が10:30からだからゆっくり起床。ACCTは講義形式だから少し気が楽だ。

10:30-12:00 【ACCT授業】今日はT勘定を使った仕訳の続き。仕事で会計を扱ったことはないが、数年前に簿記2級の勉強をしておいたのが少し役に立っている。ただ、やはり大分忘れているので、どうしても分からないところは会計士の同期に教えてもらおう。

12:15-13:15 今日はカンパニーイベントがある。コンサル、メーカー、テックと毎日いろんな会社が来ている。秋学期は、就職関係のイベントに加えて、クラブ関係の説明会もあるので、ランチの時間には毎日イベントが開催されている。

14:00-15:30 DECSのグループ課題のミーティング。明日の朝が締切りだから今夜中に終わらせないと。この科目のグループは、アメリカ人3人(白人男性、アジア系男性、アジア系女性)、スペイン人女性1人、日本人1人(自分)という構成。与えられたデータから看護師数と患者の死亡率との相関関係を分析するという課題だが、今回の範囲はいまいちよく理解できておらず、今日のミーティングはあまり貢献できなかったので反省。

15:30-18:00 Jacobsセンターで自習。木曜締切りのFINCの課題のために、明日の午後にグループミーティングが入ってしまった。Outlookのミーティングリクエストが突然送られる形でグループミーティングが設定されるのが通常なので、うっかりしているとすぐにカレンダーが埋まってしまう。グループミーティングで貢献できるように事前にしっかり検討しておこう。あと、MGMTのケースもまだ手を付けていなかった。ケースは今回も30pくらいあるので大分時間がかかりそうだ。

19:00-21:00 帰宅後、家族との時間を過ごす。

21:00-25:00 DECSのグループ課題をメールのやり取りで完成させた。最終的にはいつものとおりアジア系アメリカ人女性のCが提出してくれる。彼女は、いつもOutlookを使って会議室の予約とともにミーティングを設定してくれたり、とてもマメで助かる。そういえば、MGMTのケースがまだ半分も読み終わっていなかったから読まなければ。

25:00 最後の方は眠くてケースの内容が頭に入らなかった。文字通り読むだけ読んで就寝。

 

【火曜日】

07:00 起床。FINCの授業が08:30からあるが、1限の授業はやはり朝がつらい。

08:30-10:00 【FINC授業】今日は資本コストやCAPMの話。ファイナンスのバックグラウンドがない自分にとっては新たな学びが多い。ただ、自分にとっては授業のペースが早く、かつ課題もいつも難しいので、なかなか大変。ファイナンス出身の同期にいつも教えてもらって助かっている。Kelloggの同期はバックグラウンドが多様なので面白い。

10:30-12:00 【DECS授業】regressionのdummy variableについて学んだ。統計のバックグラウンドも全くないので、気を抜くとすぐに分からなくなる。DECSのregressionはマーケティング系の授業でデータの分析で実際に駆使するらしいので、ちゃんと学ばなければ。

12:15-13:15 たまたまお互いにランチのイベントがなかったので、台湾人のクラスメートとランチ。昨夜あまり読み込めなかったMGMTのケースの内容について議論した(というか内容を教えてもらった)。

13:30-15:00 【MGMT授業】ケースメソッドでコールドコール(予告なく名前を呼ばれて質問されること)があるので緊張感がある。コールドコールではケースの細かい事実関係を聞かれるので、やはりケースを流し読みしただけだと実際に当てられてもうまく答えられず、結構焦る。

16:00-17:30 FINCの課題のグループミーティング。FINCのグループは、アメリカ人3人と日本人1人(自分)。アジア系アメリカ人女性のCは、前職がコンサルらしくエクセルにものすごく慣れており、FINCの課題ではいつも大活躍している。残りのアメリカ人男性2人は、やる気はあるものの、ファイナンスのバックグラウンドがないらしく、ミーティングでは言葉少な目(というか自力で課題を解けていない印象)。結局、今回のミーティング1回では終わらなかったので、また明日の午後にミーティングをすることになってしまった。

19:00-22:00 ダウンタウンシカゴでコンサルファームの説明会があるので、日本人同士でUBER(タクシーのようなもの)を乗り合って説明会に参加。ダウンタウンシカゴまでは車で40分くらいなのでそこそこ近い。

22:30-24:00 まだ終わっていないFINCの課題を再検討。エクセルに慣れていない自分にはなかなか大変で、毎回時間が結構かかってしまう。明日は水曜日でオフだから気分が楽だ。

 

【水曜日】

水曜は1日授業がないオフの日。ただ、グループミーティングや課題の検討に時間を取られてしまうこともある。締切りが近づいている課題と明日と明後日の予習を計画的に進めつつ、友達と遊ぼう。

―――

 

といった感じで毎日が続いていきます。ちょっと勉強にフォーカスした内容になっていますが、もちろん、例えばクラブ活動やクラスメートとの飲み会など、紙幅の関係で書ききれない楽しいイベントも頻繁にあります。この記事を読んで、Kelloggでの生活について少しでも具体的なイメージを持ってもらえば嬉しいです。

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