マネジメント(MGMT、MORS)

戦略

Competitive Strategy and Industrial Structure(MECN-441-0)

様々な業界における企業競争戦略をミクロ経済学・ゲーム理論をベースに解き明かしてゆきます。差別化戦略、ダイナミック価格戦略、エントリーとエグジット、Judo戦略、独占・寡占業界における戦略を、任天堂を代表とするゲーム業界、タービン業界、カード業界、石油タンカー業界等を通じて学びます。ファーストムーバーアドバンテッジ、戦略へのコミットメント効果など、ミクロ経済理論をベースに数字での分析があると、実務への強いインプリケーションとなります。学期の最後には各グループで選んだ業界の競争戦略を授業で学んだフレームワークを生かして分析します。

Strategy & Organization(MGMT-452-0)

授業の前半は経済理論を企業組織に応用しつつ、組織形態が仕事のパフォーマンスへ与える影響、企業戦略を実現する為の最適な組織形態・報酬体系の関係を学びます。後半は企業の垂直統合、並行統合、フランチャイズなど、状況に応じた最適解とは何かを学びます。上記MECN-441と合わせ企業戦略系授業では是非履修すべき科目といえます。

Empirical Method in Strategy

マネジメントに様々なデータを解析・解釈する力があれば、事の本質を見抜き、意味のある一手を効果的に打つことが出来る。実際のデータを用い(消費財、スポーツ、病院経営等)、重回帰分析専門ツールStataを駆使し、企業競争力に与える変数を導き、そのインパクトを解釈する。ヘルスケア業界の戦略研究の専門家であるProfessor Dranoveが教える当授業は、相当程度統計に関する知識が身に付くと同時に、統計処理や解釈に対する感覚が高度に研ぎ澄まされます。今後自ら統計ソフトウエアを使い込む職種につく方は少数だと思いますが、マネジメントとして統計結果を利用する立場になる大部分の学生にとっても、抑えておくべき知識が満載です。

International Business Strategy in Non-market Environment

経済のグローバル化は企業にビジネス拡大の機会をもたらす一方で、企業はこれまでより多くのリスクと対峙する必要が出来ております。特に発展途上国への進出は伝統的な商品力・市場サイズ・コスト競争力といった市場要因のみならず、政治システム・賄賂・汚職・知的所有権等の法体系の不備など、非市場要因(Non-market factor)がビジネスの成否を大きく左右します。当クラスはそうした国際的ビジネス環境において企業が間違いを犯しやすい非市場要因に着目し、地元企業と協調的関係の構築方法、戦略的に汚職や法体系の不備と戦う方法、国際機関の最適な巻き込み方などを、フレームワークや分析ツールを駆使して学んでゆきます。ベストプロフェッサー候補に二年連続ノミネートされているProfessor Jonesの講義は毎授業新しい発見のある刺激的な授業です。

組織

Negotiation

交渉力は先天的に与えられるものでなく、理論をしっかり学び、規律を持って交渉にあたれば、より大きな成果を生み出すことが出来ると実感が出来るクラスです。交渉の理論やフレームワークを学び、次の授業でケースを通じて理論を実践する。その繰り返しにより知識を高い感度で吸収することが出来、テクニックが内面化していきます。どんな交渉もユニークな状況であり、パイの奪い合いなのか、パイを膨らませWin-Winを作り出せるのか、それぞれ違うものですが、その根底に流れるフレームワークや交渉のプロセスは同じです。多様な文化的・職業的バックグランドのクラスメートとの交渉は、自分の強みや弱みも炙り出してくれます。

Power in Organization

組織の内外で自らの影響力を最大化する方法を講義、ケース、演習を通じて学ぶ、MORS430の発展版。人脈、能力、評判など自らの持ち駒(social capital)、登場人物それぞれの利害や目的、更に舞台となる組織の文化や不文律の三つをフレームワークを使って分析し、最も有効なアプローチを考える。「ちょっとあの人に先に一言断っておこうか」「事前にあの部のキーパーソンに説明して理解を得ておこう」などといった、ビジネスの現場で感覚的に行っていることを、より体系立てて自らのノウハウとし、より意識的に使うことでレベルアップさせることが可能。ケースの物語性の高さは随一で、映画や現実社会の人物など身近な題材を多く取り扱う。