Global Initiatives in Management(GIM)プログラム
Kelloggでは毎年冬学期にGlobal Initiative in Management(GIM)と呼ばれる授業を開講しています。本授業では、世界の各地域・国におけるビジネス、文化、諸問題を授業を通して学び、授業終了後の春休みを利用してその地域・国に2週間訪問します。各地域・国を代表する企業や組織を訪問するだけでなく、様々な異文化体験や、各個別研究テーマに基づきリサーチを行うなど盛りだくさんのプログラムです。
本プログラムは、一年生の冬学期を通して行われる通常授業と、春休み期間(3月後半)を利用して実施されるトリップ(研修旅行)の2部構成になっていますが、最もユニークな点は、5-10名程度の学生からなるリーダーチームが中心となってアドバイザー教授の元で授業と研修旅行の企画と実施を行うところにあります。正に、学生主導を謳うケロッグスクール式ラーニングの真骨頂とも言える科目です(旅行代は通常の授業料とは別に$3,500前後の実費がかかります)。
例年10程度の地域別コースが実施され、日本、中国、インド、EU、南アフリカ、東南アジア、ブラジル、ラテンアメリカ、中東(トルコ・ドバイ、06年新規追加)といった国や地域について学びます。授業内容の企画、旅行行程の決定、現地訪問先のアポ取りなど、担当教授のアドバイスを受けながらも全て学生が行います。
本プログラムは国際社会で活躍するビジネスリーダーを育てる為のリーダーシップ教育として、前学長であるDean Donald Jacobsの元、ビジネススクール界でもっとも先駆けて開始され(1950年)、現在まで発展してきました。現在GIMは、学生主導のKelloggカルチャーを体現する目玉授業の一つになっています。
以下各GIMプログラムのリーダーチームを率いた、日本人学生の感想です。
(Class of 2011)
GIM Japan: Team Leader
日本人リーダーが例年より少ない中苦労する部分もありましたが約40名の学生を率い、インターナショナルな環境でリーダーシップスキルを実践的に磨くいい勉強になりました。又、日本の文化やビジネスに関して改めて学びなおしたことやクラスメートとの種々ディスカッションを通じて日本人が日本人としての矜持を保ち、且つその特性を活かしながらグローバルな舞台で貢献・活躍するにはどうすればよいのかを改めて考えさせられる良い機会であったとも思っています。そして何よりも素晴らしいのはGIMのクラスメートとの絆ではないでしょうか?元々日本に興味のある学生が応募してくることもあり、友人を多く作ることのできる大きなチャンスであることは間違いないかと思います。('11 池内)
GIM Japan: Team Leader
GIM Japan 2010のCo-team Leader をやりました。Kelloggのモットーである”Experiential Learning” を最大限感じることができる、非常に実りのある経験でした。また、「日本人だからこそ」経験できること、レバレッジできることが詰まった大変密度の濃いコースだったとしみじみ思います。
GIMは、大別して一学期(10週間)に亘る授業期間と、学期後の休暇を利用した実地研修期間(2週間)に分かれます。チームリーダーは、その期間における全容をマネージする、言わばプロジェクトマネージャーのような職責が求められます。
GIMがある冬学期が始まる2ヶ月ほど前に、各GIMコースのリーダーシップチームが形成されるのですが、まずはその他のリーダー(カリキュラム・PR・ロジスティックス・財務)と連携を深めることから始まります。今回は私を含めた2人のチームリーダー以外の6人は全て外国人であったということもあり、物事を進めて行く上で、異なる価値観から生じる意見のすれ違いや衝突などもありました。ただ、そうした問題点を一つ一つ潰していくことで、大半が外国人であるチーム環境の中で、如何に異なる意見を纏め上げて共通のベクトルに仕向け、また人間関係をマネージして行くかといった、まさに「リーダシップとはなんだろう」と深く考えさせられる良い機会となりました。
一学期に亘る授業が終了すると、日本への研修旅行があるのですが、この期間はリーダーシップ経験のみならず、沢山の新たな友人を作る又とない機会でした。2週間異なる環境の中で身を置く参加者にとって、その国について熟知しているということがこれほどレバレッジされる機会は他にありません。添乗員ばりの活躍を自然と求められることとなりますが、自国の文化を他人に知ってもらう喜びと共に、いつの間にか気の置けない仲間が増えていると言う感じです。
怒涛のように過ぎて行くMBA生活の中で、間違いなく将来に亘って自分の糧になるであろう、そんな経験をさせてもらえたなと、この選択肢を選んだことに非常に満足しています。('11 河合)
GIM China: PR
GIMでの集まりは同じチームで数多く集まるだけではなく、Functionでの集まりもあるため、Networkが広がり、その人たちとの関係は濃くなります。また教授とも接する機会が多いので、教授から授業運営について学ぶことが出来ます。('11 村田)
GIM Middle East (Egypt, Jordan, Israel): Curriculum
元々中東についてあまり知らなかった自分がGIM Middle Eastのcurriculum leaderになったことは、非常に大きなチャレンジだった。ただ、せっかくMBAに来た以上は、自分が全く知らない地域に目を向けたいという思い強くあった。GIM Middle Eastのリーダーになったのはそんな理由からである。結果的には、リーダーとして学びをリードせざるを得ない立場に自分を追い込むことができたため、中東についての理解を深めることができた。GIM Japanと違い、自分に明確なスパイクがない中で英語環境でleadershipをとらなくてはならなかったため、歯がゆい経験も多かったが、エジプトの中央銀行総裁との会談のファシリテーションを任され、それをやり遂げた時の達成感は素晴らしいものだった。中東では他に、エジプト石油省の大臣、ヨルダンの首相、イスラエルの大統領等と面会し、色々な話を聞いて見聞が深められた。若いうちに、こういった各国のリーダーに触れておくことは、自分の将来のリーダーシップ像を考える上で大変に参考になると思う。GIM leaderをやる際には、日本をやるかその他の国をやるかで迷うことになると思うが、外国人に日本を紹介したい、自分の日本に関してのexpertiseをフル活用してleadership経験を積みたいならGIM Japan, 全く新しい世界を見たい、より困難なグローバル環境でのleadership経験を積みたいなら日本以外をオススメしたい。('11 小田原)
(Class of 2010)
GIM South Africa: Marketing / Almuni Leader
Marketing担当として、真っ先に行う仕事は、HP・プレゼン等を通じて学生へのクラス内容のアピール、そして学生集めを行います。 それ以外では他のクラスメイトのLearning が最大化出来る様に、スクラッチからクラスにおける課題の設定、クラス当日の取り纏め、そしてクラス並びに現地でのスピーカーの手配等を行うのですが、限られた時間の中で全てをこなすというのは、とてもチャレンジングな経験でした。('10 畠山)
GIM Japan: Team Leader
様々なバックグランドを持つ非日本人51名に、2週間を通じ、日本の経済、産業、文化等、あらゆる角度から紹介することが出来た。自分のホームグランドでリーダーシップを取る機会を得て、多数の外国人を取りまとめること、多数の外国人の前で話すこと、に自信がついた。('10 長田)
GIM Middle East (UAE, Qatar, Jordan): Curriculum Leader
GIM Middle EastのCo-curriculum leaderとして、カリキュラムの作成を担当しました。秋学期には主にシラバス作成やゲストスピーカーのアレンジ等の授業の下準備を、冬学期には授業の進行を行いました。GIMは、多様性の富んだリーダーシップチームと一丸になって一つのプロジェクトを遂行できるという非常に貴重な機会です。授業の裏方+生徒という二束のわらじは時に大変な時もありましたが、終わってみたら非常にやってよかったなと思います。('10 釜井)
GIM Japan: Team Leader
非日本人6名を含む11名から構成されるリーダーシップチームを取り纏め、55名の学生と指導教官と共に2週間、日本を訪問した。日本を代表する企業(トヨタ、パナソニック、ソニー、三菱東京UFJ)や著名人(日産のゴーン社長、慶應大学の竹中平蔵氏)、MC事投先(三菱自動車、ローソン)、その他経済産業省や大阪大学ロボット研究室を訪問した。ケロッグの学生に日本の技術力の高さや効率的なオペレーション、ユニークな企業文化・食文化を体感してもらう非常に貴重な機会となり、参加した多くの学生からは、GIM Japanがケロッグでの最大の学びの機会であったとの感想を聞いたときには、足がけ7ヶ月間のプロジェクトの苦労が報われた瞬間だった。自分にとっても、日本を第三者的な視点から見直す良い切っ掛けとなり、リーダーシップチームの一員として学んだことはケロッグ一年目の最大の収穫となった。('10 田中)
GIM Japan: P.R. Leader
日本での訪問先企業等との間のコンタクトを担当。訪問をアレンジする中で、通常では作ることができないようなネットワークを作ることできた。また、GIM Japanの日本人リーダーの一人ということで、通常の職務範囲に加えて、日本を他の学生に紹介するという役割も担うことができ、非常に大変ではあったものの、とても有益な経験を得ることができた。('10 大井)
GIM Japan: Finance
GIM Japanは数あるGIMの中でも特に人気が高く、学生の期待も毎年高い授業です。彼らの期待に答えるべく、リーダーシップチームも中身の濃い授業の準備と2週間の日本滞在の予定を立てるべく秋学期から毎週ミーティングを重ねて冬の授業に備えます。私は会計担当としてクラス全体のバジェット管理をいたしました。限られた予算で出来るだけ様々な経験を日本でしてほしいという思いのもとに、ロジスティックスリーダーとともに奔走しました。GIM Japanを通じてリーダーシップはもちろんのこと、世界で日本の文化やビジネスがどのように受け止められているのかを学べたことはいい経験でした。また、GIM Japanに参加した50名以上のクラスメートが日本を好きになってくれたことが一番嬉しかったことです。('10 渡辺)
(Class of 2008)
Kellogg生に日本文化を良く知ってもらいたいという思いもあり、GIM Japanのリーダー(Alumni担当)をやっています。他校は単なるJapan Tripですが、Kelloggは日本を学ぶという授業の一環で日本を訪問します。授業の内容やスピーカーの招聘まで学生に任されていて、学生主導のKellogg Cultureを体感できます。また日本におけるロジスティクス、面談を希望する日本企業へのアポ取りや、日本の卒業生との会合のアレンジ等、日本人がリーダーシップを発揮できる機会がかなり多くあります。('08 大熊)
GIM JapanのLogistics Leaderをやっています。自分にとっては、アメリカ人の中で真にリーダーシップを取れる良い機会だと思ったのでチャレンジしてみました。Logisticsは各種Leader職の中でも(Curriculumを除き)全てに関わる事項であるためかなり忙しい仕事ですが、メンバーとコミュニケーションを取る機会が多いので、楽しんでやっています。('08 森山)
GIM東南アジアのCo-Chairとしてロジスティックを担当しています。行先、日程、飛行機や宿泊先の手配、その他現地の情報集めなど、冬学期の授業が始まる前に固める必要があるので、秋学期の後半はGIMにかなりの時間を費やすことになります。カリキュラムも全て学生主体のコースなので負荷は高いですがリーダーシップを学んだり、興味のある地域に関しての知識を得たり、ネットワークを広げることが出来る絶好の機会だと思います。('08 山下)
GIM Japan

GIM South America

(Class of 2007)
GIM Japanのメインリーダーをやりました。Deanの言う通り、「1年生の間に積める最高のリーダーシップ経験」です。物理的にも精神的にも重く、紆余曲折ありましたが、そこで得た教訓や反省も含めて、やってよかったと心の底から思います。単位になる「授業」であること、旅が長期にわたること、ゲストスピーカー選定・招致やカリキュラム決定などの授業の仕切りも全て行うこと、リーダーのチームは非日本人が大半であること、などあらゆる面で他校のJapan Trip/Trekの仕切りから得られる経験とは一線を画します。国はどこでもいいのですが、「学生主導」、Learning by DoingのKelloggの校風に染まって成長するまたとない機会だと思います。9月中にはリーダー応募があるので乗り遅れないようにしましょう。('07 寺沢)
GIM JapanのPR/Alumni のリーダーを担当しました。このプログラムは所謂「ジャパントリップ」とは性質が異なるもので、10週間の授業+2週間の現地訪問で成り立つビッグプロジェクトです。勿論全て学生主導で企画されるのですが、すばらしいリーダーのチームと共にいい思い出に残る経験を得ることができました。日本に行くと皆に頼られるので一躍人気者になることができました。('07 松井)
GIMブラジルのLogisticsリーダーとして3月の研修旅行の企画、アレンジを行いまいた。リーダーの一人であったブラジル人の別荘で、ご両親の歓待を受けて過ごした週末は、今でもメンバーの中で語り草になる程、最高の思い出になっています。(’07 塩谷)
最大のイベントの一つと言われるGIMなのでリーダー役に立候補してみました。最初からインドに行くと決めていたので、Bidの点数を使う必要が無いリーダー職はオイシイと思ったのも事実です。役職は会計で予算作成、集金、清算を担当します。GIMはKelloggの授業でありながら、完全に学生主体ですので本当に自分達がやりたい旅にすることが可能。旅はまだ先の春ですが、他のリーダーと協力しながら企画を練る作業は楽しく、充実した時間を過ごしています。('07 高橋)

