Case6:銀行勤務の男性
プロフィール
| コース | MBA(2Y) |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 学歴 | 京都大学 経済学部 1997年卒 |
| 職歴 | 銀行 (入学時)9.5年 |
| 職務概要 | 資金証券業務、中でも日本国債ポートフォリオの運用業務。 |
Why MBA
自分がこれまでキャリアを積んできたInvestment Management 業務の更なるスキルアップ(Short-term goal)、及び「巨大化する組織をどうしたら上手くマネージすることが出来るか」という問いに対して自分なりの答えと行動指針を用意できるようにする為(Middle/Long-term goal)にMBAを目指しました。
Why Kellogg
私は社費で浪人が許されない状況にあったことに加え、国外での生活経験ゼロ(いわゆる「純ドメ」)のバックグラウンドであった為、保険としてトップ15校と言われる学校から幅広く10校(!)も出願しました。受験準備開始当初のKelloggの志望順位は受験校ユニバース中なんと10位。凄い学校ではあるのだろうけど、今ひとつ特色が見えなかったというのが本音です。しかし学校研究を本格化するにつれて、Kelloggに対する志望度が高まって行きました。具体的には、W/Chi/Colにも負けず劣らない充実したファイナンス(コーポレートファイナンスのみならずインベストメントファイナンスも)教授陣。バイアスの無い経営判断を行う上で必要なツールとしての統計学・ゲーム理論関連科目(KelloggではDECS-Decision Scienceと呼んでいます)の充実振り。交渉術、組織内でのポジショニング術を磨く実戦さながらの訓練の場としてのお家芸、スタディグループ。これらは正に私のWhy MBA?を満たしてくれるものでした。
受験スケジュール
| 2005年2月 | TOEFL終了。 |
|---|---|
| 2005年6月 | TOEFLGMAT初受験、以後11月までに計4回受験。 |
| 2005年7月 | 五反田にてEssay開始。 |
| 2005年10月 | 五反田にてグループインタビュートレーニング。 |
| 2005年12月 | Kellogg出願(2nd Round)。 |
| 2006年1月 | Kelloggインタビュー(東京の某製薬会社本社にて卒業生と)。 |
| 2006年3月 | Kelloggより合格通知! |
TOEFL
出願スコア(CBT):273(L28, S27, R27, TWE5.0)iBT化により殆ど無意味な情報かもしれませんが、ご参考まで。
TOEFLは市販参考書を買って独学しました。初めて受けた時は273とまずまずだったのですが、Lが冴えなかったので2回目を受けて総合は変わらなかったものの、Lが改善した上記で出願しました。私のような純ドメにとって大変なのはやはりListeningですが、対策としてNHKの「ビジネス英会話」を聞きながらシャドーイングする練習を繰り返しました。
GMAT
出願スコア:690(M49, V34, AWA4.5) GMATは市販参考書+GMAT KINGの組み合わせで独学しました。予備校に通った方がコツは掴みやすいのでしょうが、費用対効果に疑問を持ちやめました。惜しむらくは初回で680とまずまずな点数が出たにも拘らず、その後伸び悩んだことです。AWAはTOEFLと同様テンプレートの暗記で最低4.0は確保出来ると思います。
エッセイ
上記の通りTOEFL・GMATは独学で対策を行いましたが、Essayに関してはプロフェッショナルなアドバイスが必要と考え五反田を利用しました。実際にEssayを書き始めたのは7月初旬でした。よく言われるようにEssayは同じような質問に対する解答であっても書く毎に表現・内容が洗練されてくる傾向にありますので、「一番最初に書くEssayにこそ第一志望校を!」と逸る気持ちを抑え、時が熟すのを待つ方が良いと思います。私はKelloggを10校目に仕上げました。五反田は週一回2時間の時間契約の為、ペースメーカーとして非常にやりやすかったですし、カウンセラーは私の下手な英語を忍耐強く聞き、適時適切なアドバイスを下さったので、一般には辛いと言われるEssay執筆もなかなか楽しいものでした。また、Essay作成の過程は、ただ自分の思いを纏める作業ではなく、アメリカ人の物の見方・価値観を知る上で貴重なプロセスだったと思います。
インタビュー
純ドメの私にとってはEssay以上に心理的ハードルの高いものでした。ただ、アドミッション(卒業生等含む)は英会話能力だけを見ているわけではなく、ビジネスパーソンとしてのマチュリティ、学校への熱意等も重要な要素として見ているわけですから(当たり前ですね)、訓練次第では何とかなるものだというのが私の感想です。その訓練の場として五反田のグループインタビュートレーニングを利用しました。このトレーニングではインタビューにおける技術的な点(Why ABC School?に対する有効な答え方など)が身に付いたばかりでなく、ショック療法的な厳しい指導によりインタビューに対する心理的な壁が取り除かれたことが大きかったと思います。また、グループメンバーとの繋がりが出来たこともその後の受験生活を送る上で大きな財産となりました(ご縁あってこのグループメンバーのうち私を含む3人がKelloggの同級生となりました)。
Kellogg受験に際して
KelloggのEssayには(今後も続くかどうか分かりませんが)「入学審査官になったつもりで自分のアプリケーションを評価しなさい」という一風変わった設問があります(10校受けた中には類似の問題は無かったと記憶しています)。この問題はこれまでのEssayの集大成のつもりで最後に書きましたが、これを最後にすることで、自分の言いたいこと・KelloggへのPassionをうまく纏めることが出来たと思います。また、Kelloggの面接は日本で行うにせよ、米国で行うにせよ、極めてリラックスした雰囲気で行われることが多いと思います。質問も珍問・奇問は殆ど無く、オーソドックスな質問に如何にPassionを持って回答を出来るかが勝負になるのではないでしょうか。
受験生へのメッセージ
「Kelloggはマーケティングスクールだ」とお考えの方:マーケティングはKelloggの強さを表す極一部分でしかありません。是非HPの教授陣・科目郡をご覧になって、Kelloggの奥深さをお確かめ下さい。
Kelloggの本質はハードコアビジネススクール。カリキュラムは本当に厳しく、チームワークカルチャーが浸透しているからこそ、時にPeer Pressureに脅えながら、時に自分がチームをリードしながら、互いに切磋琢磨し自分を鍛えることが出来る学校です。チームワークカルチャーとは「馴れ合い・もたれあい」の代名詞ではなく、貢献できない・する意志の無い者を排除する厳しいシステムであることをお含みおき下さい。

