Case27:資産運用会社勤務の女性
プロフィール
| コース | MBA(2Y) |
|---|---|
| 性別 | 女性 |
| 学歴 | 2005年 慶應義塾大学商学部卒 |
| 海外経験 | 小学校1年-4年の間、米国に滞在 |
| 職歴 | 日系資産運用会社5年 |
| 職務概要 | リテール顧客向けの外部委託ファンドを組成するチームに所属し、欧州や新興国ファンドのデューデリジェンス、マネージャー選定、商品化を担当しました。 |
Why MBA
学生時代より、MBAホルダーと接し留学することへの憧れをもっていましたが、社会人になり世界各国の運用会社と一緒に仕事をして刺激を受ける中で、より多様性のある環境で広い世界を見たいという漠然とした気持ちが大きくなりました。また、社内で独自の調査プロジェクトを立ち上げたものの、理想と会社の短期的利益重視体質という現実の間で組織を動かす力などの実行力不足と自らの限界を感じ、今後のキャリアにおいてインパクトを強めるために改めてビジネススキルを学び直したいと考えました。具体的には、マーケティングと経営戦略の分野におけるノウハウを強化するのと同時に、リスクフリーな環境でビジネス課題にチャレンジすることを通じ、交渉力、プレゼン能力、人を動機づける力などのソフトスキルを身につけたいと考えました。
Why Kellogg
- バランスのとれたカリキュラムおよび生徒プロフィール
マーケティングやマネジメントの他にも多岐にわたる分野におけるノウハウの習得を目指していたため、Kelloggの特定分野に集中しないバランスのとれたカリキュラムと選択科目は魅力でした。また、生徒プロフィールも出身業界がバラエティに富んでおり、ファイナンスバックグラウンドの生徒が多い学校と比較するとより多様性に触れることが出来ると思います。科目だけでなくラーニングスタイルも幅広いものがあり、ケース、講義、hands on learningなどの機会があり、あらゆる面においてバランスの取れている点で自分のやりたいことを達成するのに最適な機会を提供してくれると考えました。
- チームワーク重視のスクールカルチャー
大学時代にチームワーク重視のゼミに所属していた際、生徒同士の刺激により勉学および課外活動が大変充実した内容となった経験があったため、MBAでもチームワーク重視のカルチャーがインプットとアウトプットの最大化を後押ししてくれると考えました。また、チーム単位での課題が多いことはソフトスキルを身につけるには最適な環境だと思います。実際にKelloggの卒業生と話をした際にも、カルチャーと自分のフィットを感じることが出来、慣れ親しんだ友人も家族もいない環境でマイノリティとして孤独や不安に向き合う場面も想定される中で、KelloggであればMBA生活を楽しめそうだと感じることができました。
- Evanstonという立地
比較的治安が良い、基本的に車が必要ない、オーガニックスーパーが近くにある、Downtown Chicagoにも電車にて数十分で行けてお買いもの・ヨガ通い・芸術鑑賞にも便利、など、学校以外の生活面でも自分のライフスタイルに合った環境であり快適に暮らせると思いました。
受験スケジュール
| 2008年5月 | TOEFL勉強開始 |
|---|---|
| 2008年7月 | TOEFL初受験(108点) |
| 2008年10月 | TOEFL2回目(109点)TOEFL終了 |
| 2008年12月 | GMAT勉強開始 |
| 2009年1月 | ロータリー財団奨学金申請に伴い、エッセイカウンセリング開始 |
| 2009年5月 | GMAT初受験(660点) |
| 2009年6月 | ロータリー財団奨学金合格 |
| 2009年7月 | GMAT2回目(690点)(その後、700点超えを目指し3度受験するものの、年末時点で点数が出せないまま、不安な気持ちいっぱいで690点が出願点数となりました。) |
| 2009年8月 | 出願用のエッセイ作成を開始 |
| 2009年10月 | R1でChicago Boothに出願 |
| 2010年1月 | Kelloggほか3校にR2で出願 |
| 2010年3月末 | Kelloggより合格通知 |
TOEFL
帰国子女であったことに加え、業務で日常的に英語を使用していたことから、単語力以外にはあまり不安がなかったため、予備校等に通わずに頻出単語の暗記を中心に独学で進めました。
出願スコア:109 (R 29 , L 29 , S 24 , W 27 )
GMAT
TOEFLを独学で勉強し、すぐに点数が出たことからGMATも独学で出来るであろうと甘くみてしまい、予備校に通わずにオフィシャルガイドやその他問題集を繰り返し解くという手法をとりました。その結果、1年近くもGMATの点数が出ないことに悩まされるという事態に陥りました。(近年のGMAT平均点の上昇により、700点超えをしていないというのは安心できる状況ではありませんでした。)AWAは受験する度に点数が良くなりましたが、肝心のマルチプルはやればやるほど点数が落ちていくような状況でした。GMATは癖のあるテストなので、テストによほど自信のある人でなければ予備校に通い、短期で700点超えを目指すことをおすすめします。GMATの点数が低くても十分差別化が出来る優秀なアプリカントはたくさんいますが、多くのアプリカントが輝かしい実績を持っていますので、その中で強い差別化ポイントを打ち出すことはなかなかハードルが高いことだと思います。納得のいく点数が早い段階ででていれば、もう少し余裕を持って出願・結果待ちが出来たかもしれません。
出願スコア:690 (M 47, V 37, AWA 4.5 )
推薦状
1通は元直属の上司、もう1通は当時の先輩に執筆をお願いしました。二人ともMBAの推薦状執筆が初めてであったため、留学カウンセラースクールでもらった推薦状サンプルを渡すなど、勝てる推薦状とはいかなるものかということを理解していただくことから始めました。そのうえ慣れない英語で作文してもらうなど多大な時間と労力を割いてもらうことになるため、なるべく書き手の負担が減るような工夫をすると良いと思います。
エッセイ
作らずにありのままの自分を出すことが出来たと思います。留学生同期の中には、カウンセラーにほとんど書いてもらったというような人もいましたが、エッセイ作りは自分という人間についてより深く知る良い機会であることに加え、自分に合った学校から合格をもらえるという点で、可能な限り自分の言葉で書きあげることを強くお勧めします。エッセイの書き方はMBA出願にあたってのパートナーとなるカウンセラーの方針に大きく左右されるため、あくまでも自分で書きあげることを促してくれ、かつ本当の自分を出せるような信頼できるカウンセラーを選ぶと良いと思います。
インタビュー
インタビューでは、どれだけKelloggに行きたいのか?ということをアピールできることが重要なポイントだと思います。特に、Kellogg卒業生は皆愛校心を持っているため、どうしてもKelloggに行きたいという気持ちが伝えられると話が弾みます。私の場合、TGイベントへの参加や卒業生との個人的に会話した経験など、ちょっとしたKellogg体験談をインタビュー中に話題に出したことで、本当にKelloggに行きたいということが伝えられた気がしています。インタビューでのネタになるほか、自分とのフィットも確かめられることから、受験前に機会を見つけてTGや卒業生との交流をすることをおすすめします。
Kellogg受験に関して
Kelloggの受験プロセスで特徴的だと思ったのは、全員にインタビューの機会が与えられることと、合格通知のタイミングがばらばらであることです。
書類審査を通過した人のみインタビューに呼ばれるという一般的形式とは異なり、Kelloggは全員にインタビューの機会が与えられます。それだけインタビューを重視しているのだとは思いますが、インタビューワーの話を聞くとインタビューが格別に良くても合格できるという訳ではなさそうです。やはり出願書類と併せて総合的に評価されているという点では、他校と変わりないと思います。
Kelloggの合格通知は、バラバラのタイミングで届きます。前年までの受験体験記をみても、合格/不合格に関わらずR2の結果が2月時点で結果が出ている人もいれば3月になって届く人など、様々でした。私の場合は、通知期限最終日に合格通知をいただいたため、合格が出るまでは仕事にも集中できずに相当落ち着かない日々が続きました。MBA受験は不安とストレスの多いプロセスだと思いますが、他に合格が出ている人がいて自分にはなかなか届かなくても、気長に待ってみてくださいね。
受験生へのメッセージ:
受験中はたくさんの不安に襲われると思いますが、力を尽くし、自分という人間を出願書類とインタビューで伝えることが出来れば、必ずフィットする学校から合格が出ると思います!自分を信じて頑張ってください!
>私費で留学をお考えの方へ
奨学金取得を目指すことをおすすめします。留学費用をファイナンスするという目的はさることながら、早い段階からエッセイ作りに取り組めるという利点があります。受験プロセスが当初の予定通り進む人はほとんどおらず、スコアが出ない、仕事が忙しい、エッセイのネタが出ない等々の壁に直面する他、基本情報の入力や必要書類の取得など雑多な手続きが発生します。そんな中、私の場合は奨学金取得のために早い段階でエッセイの土台があったことは、その後の出願に大いに役立ちました。エッセイは推敲を重ねるごとに完成度の高いものが出来るため、高品質なものをアウトプットするために早いうちから取り組み何度も見直すことをおすすめします。また、運よく奨学金が取れた場合、名の知れた奨学金であれば出願資料において重要な差別化ポイントとの一つとなります。
Kelloggに関して
海外MBAの醍醐味は、講義や教科書からだけでなく、何よりも世界中から集結した優秀かつ志の高い人たちとの交流から学びを得られることではないでしょうか。その点で、チーム重視・生徒主体という特徴を有するKelloggは最高の環境を提供してくれると思います!!


