Case23:証券会社勤務の男性

プロフィール

コース MBA(2Y)
性別 男性
学歴 京都大学工学部地球工学(土木専攻:2004年卒)
職歴 証券会社(入学時5.5年)
職務概要 M&A案件のアドバイザリー業務

Why MBA

入社直後にM&Aのクロスボーダー案件を初めて体験し、海外のIBバンカーとの交渉やグローバルチームでのコワークの難しさを目の当たりにし、英語での高度な交渉力の必要性をまざまざと感じるとともに、自らのグローバル対応能力のなさを強く感じました。一番悔しかったのが、細かい部分のディスカッションになった際に英語で正確に伝えられなかったために、海外オフィスの新人に下に見られたことでした。そのため、海外のIBバンカーと張り合えるだけの英語交渉能力の強化、他の国の方々との文化の違いを超えたチームワーク力の強化を目標にMBAを志し、TOEIC700点台から英語の勉強を始めました。

Why Kellogg

MBAの目的として、ファイナンスやジェネラルマネジメントの知識習得ももちろんですが、それ以上に帰国後に海外オフィスとのコワーク、海外のIBバンカーに負けないくらいの交渉能力を身に着けたいと考えていましたので、チームワーク重視で他の学生との交流が活発な学校を主眼として選びました。また、私はすでに結婚しており2歳になる娘と一緒に留学するため、ファミリーフレンドリーであることも条件に含め探したところ、Kelloggが一番合っていると感じました。

何よりも卒業生や在校生とお話させていただいた際の皆さんの学校への満足度が非常に高く、本当にいい学校なんだろうなと感じさせられましたので、Kelloggを第一志望にしました。

受験スケジュール

2008年1月 本格的にTOEFL・GMATの試験勉強を休日に始める
2008年6月 社内の留学候補生に決定
2008年7月~2009年1月 TOEFL・GMAT受験
2009年1月上旬 数校に出願
2009年1月下旬 キャンパスビジット
2009年2月 インタビュー
2009年3月 Kelloggより合格通知受領

TOEFL

iBTでスピーキングが入ったことにより、本当に苦労しました。受験が終わって正確に受験回数を数えてみるとなんと19回も受験していました。19回も受験したため、様々な試験会場の環境の差を把握できたり、トライアル問題を見抜けるようになったりと無駄な能力は身に着けましたが、これだけ受験しての実感としては、R/L/S/Wそれぞれの英語の実力を上げなければ絶対にいい点数は出ないということでした。確率的にも4教科全ての最高点が揃うことはまず不可能ですし、CBTの3教科からiBTの4教科になったことによりさらにその確率は低下したと思います。私は、予備校には通わず、TOEFLの問題集をひたすら解き、単語帳をひたすら覚え、問題形式になれるのと共に英語に触れる機会を増加させました。唯一テクニックがあるとすれば、スピーキングとライティングはテンプレートを使用するとある程度内容のまとまった回答が出来ると思います。ただし、あまりテンプレートに頼りすぎると点数がある一定のところ以上伸びないという壁にもぶつかりました。結局私は、107点(R:28、L:29、S:22、W:28)にて出願しました。

GMAT

留学準備中一番苦しんだのがGMATでした。私は大学受験の際に体系的に英文法を勉強しなかったためにSCのスコアが伸びず、出願書類を提出してからも受験し、結局スコアの追送という形になりました。対策としては、渋谷の予備校に通い、オフィシャルガイド及び予備校テキストを何回も行い、試験前にGMAT Prepを行いテスト形式に慣れてから受験するというオーソドックスなものでした。ただ、問題集等をやればやるほど点数が上がるということでもなく、私は1回目に取った点数を4回目まで超えることが出来ませんでした。そういう意味でもかける時間よりも効率性や文法の意味をしっかり理解することが重要だと思います。点数としては、2ndラウンドの締め切りには660点(V:27、Q:51、AWA:4.5)で提出し、1月の5回目の受験で680点(V:29、Q:51、AWA:4.5)を取得したため、スコアの追送をしました。私は、12月のGMATで出願まで最後だと気負いすぎて、それまでの最低点を叩き出し、絶望感に浸り、知恵熱で2日間寝込みましたので、気負いすぎず精神状態も良好に保ち、受験することが重要かもしれません。

エッセイ

私は、日本の点数のみの受験制度が染み付いていたため、エッセーは重要だとよく言われたのですが、あまり最初はピンと来ていなかったと思います。出願プロセスの最後の段階で、自分はこういう人間なんだということをプレゼンテーションする書類だということに気づき、最後は楽しくなってきました。

対策としては、渋谷の予備校の日本人カンセラーとネタ出しをした後、ネイティブカンセラーからエッセーのドラフトについてアドバイスを頂き、ブラッシュアップを繰り返すという進め方でした。特に気を使った点としては、エッセー課題を読み、何について書くかを決めたら、プロジェクトXのディレクターになった気分で、その中で起こる人間模様を若干ドラマ仕立てで書きました。また、トピックについても仕事の話に偏りがちだったので、そちらは程々にして、課外活動や些細なことでも仕事以外のことを内容として含めました。

また、私は大学時代アメフトしかやっていなかったといっても過言ではありませんでしたので、GPAが非常に低い状況でした。そのため、Additional Informationセクションにアメフトを行っていたことにより学んだチームワークやリーダーシップが、今の仕事にも活かされており、Kelloggに入ってもその経験により貢献できるんだという趣旨のエッセーを書きました。過去の日本人受験生のGPAを見ても私ほど低い方はいなかったと思いますので、GPAが低い方でもあきらめず頑張ってください。

インタビュー

Kelloggは、受験者全員とインタビューするというポリシーを設けているだけあり、インタビューの比重は他校と比較しても高いのではないかと想像します。実際GMAT等の点数が低い方でも合格している方はいらっしゃいます。私は、キャンパスビジットでKelloggに足も運びましたので、現地でのインタビューをすることも可能でしたが、英語に自信がないこと、日本人の方が日本でのキャリア等を細かく説明しなくても理解していただけるのではないかと考え、日本で卒業生インタビューを申し込みました。

対策としては、単価の安い英会話学校で一般的な内容を英語で話す練習をし、渋谷の予備校でより突っ込んだ質問にも対応できる能力を磨きました。インタビューの練習はやればやるほどうまくなり、熱がこもるようになっていくと思いますので、英語が話すことが苦手な方はしっかり準備することをお勧めします。

ただし、Kelloggの面接での質問は、一般的な内容でしたので、あまり特別な準備は必要ないと思います。また、どの受験者に聞いても共通しているのが、非常にフレンドリーな雰囲気で面接が行われるため、あまり緊張しないで望めます。

Kellogg受験に関して

エッセー・インタビューともに一般的な内容なので、Kellogg受験に対して特別な準備等は必要ないと思います。これはどのMBAスクールにも共通しているかもしれませんが、受験者・合格者ともに皆さん非常にフレンドリーで活動的なので、そういう方には向いている学校のような気がします。

また、様々な学校行事に妻も参加するか?子供も参加するか?と聞かれ、合格して実感していますが、非常にファミリーフレンドリーな学校だと思いますので、ご家族で一緒にMBAを目指される方にも非常に恵まれた環境だと思います。

受験生へのメッセージ

私自身がそうでしたが、MBA受験という未知のプロセスで、わからないこと・不安になること・試験の点数が思うように出ず落ち込むこと等がたくさんあると思います。ですが、MBAを目指すに至った初心に帰り、自分を信じて頑張ってください。意思あるところに道は必ず開けると思います。また、普段の仕事をしているだけでは出会えない人・聞けない話に触れることが出来ると思いますので、そのプロセスを楽しんで下さい。